総合点の組み立て

採点の中身

各項目が合わさって点になる仕組み

何を見ている?

音程、安定性、表現力、リズムといった項目にそれぞれ重みが付き、そこへ加点と減点を足し引きした結果が総合点です。重みそのものは公開されていませんが、音程がいちばん重いことは各機種でおおむね共通しています。同じ一点でも、どの項目で得たかで中身はまるで違います。

どうすれば伸びるか

手を付ける順番があります。まず音程正確率、次に安定性、そのあとで表現の技です。逆から手を付けると、技を足すたびに音程が落ちて差し引きが消えます。同じ曲を三回歌って数字を書き留め、いちばん低い一つだけを次の一回で直す。全部の項目が下がる日は、体調か選曲のほうを疑ってください。

勘違いしやすいところ

九十点までの壁は音程で越えますが、九十五点から先は表現と加点の勝負になります。ここからは数か月単位の話で、しかも曲を絞らないとほぼ動きません。その一曲だけ点が高い状態は、歌える曲が広がっていないという意味でもあり、初めての曲では点が落ちる副作用も付いてきます。

機種による違い・補足

同じ歌でも機種と版で数点ほどは動き、部屋の広さと響きやマイクの状態にも左右されます。その日の一曲目は誰でも低く出やすいので、見るなら二曲目から先の数字です。点は他人と競う物差しではなく、自分の変化を見るための物差しとして使うのが健全です。点数とうまさは別のものもあわせて読んでください。

解説動画: カラオケ採点で高得点を取るコツは種類によって違うのか【DAM編】#精密採点AiHeart/柳光絵【カラオケ100点ねえさん®︎】

評価画面の5項目: 「採点機能が変われば歌い方も変える必要があるのか」という質問への回答という形の解説で、結論は変える必要がある。評価画面の五角形は音程正確率・安定性・ビブラートとロングトーンの評価・リズムの評価・表現力の5項目で、まずこの5つがメインになると整理している。

画面に出ない裏加点: 5項目のほかに表示されない裏加点があり、5項目のうち一番良かったところに付くボーナスも別にあると説明する。古い世代の採点では2.5kHzあたりの高い倍音が多い声ほど有利で、ふわっと小さく歌うよりキンキン響かせて歌い上げるほうが裏の点が入りやすかったという。どの機能が有利かは人によって変わるとも断っている。

古い世代は大げさに: その世代は表現力の点が渋く、基本はまっすぐ歌ったうえで小さい声と大きい声の差を強くつける必要がある。しゃくりやこぶしも浅いと検知されないので、下から強く持ち上げるくらい深くかける。声が小さい人やふんわりした声の人にはやりにくい世代だという。

新しい世代は自然な表現: 次の世代では裏加点の中身が変わり、ハンマリングやエッジボイス、ヒーカップ、アクセントが加わった。ボーナスの付き方も変わっている。強弱を誇張しなくても自然な歌い方でしゃくりが拾われるようになり、以前は検知が苦手だった自分でも入るようになったと体感を語っている。

最新世代と共通のコツ: 最新の世代では裏加点だった部分が表に出るようになり、評価の図形が5角形から6角形へ増えた。声を捉える反応速度が上がって細かい震えまで拾うので、土台はまっすぐ歌う。世代を問わず共通なのは、ビブラートをしっかりかけ、ロングトーンと切り分けることだという。