精密採点のしくみ
採点の中身
歌声を機械が数値化して点にする流れ
何を見ている?
マイクから入った声を、機種が高さと長さの数値に分解し、あらかじめ入っている譜面データと一音ずつ突き合わせています。見ているのは声の高さ、音量、音の出入りの時刻といった数字だけで、声の魅力は見ていません。譜面どおりに近いかを測る装置だと思っておくと、点の動きが読めるようになります。
どうすれば伸びるか
最初に声が拾われているかを確かめます。イントロで一声だけ出し、バーが動くかを見てください。動きが鈍いならマイクとの距離をこぶし一つ分に詰めます。次にガイドメロディを小さめに入れ、譜面の形を耳で追いながら同じ曲を二、三回歌うと、機械が何を待っているのかが見えてきます。
勘違いしやすいところ
声量があるほど点が出るというのは誤解で、大きすぎる声は音が割れて拾われずかえって取りこぼします。歌のうまい人が低い点で終わることも珍しくありません。崩して歌う技ほど譜面から離れるためです。点が出ないことと下手なことは別の話として切り分けてください。
機種による違い・補足
精密な採点を載せた機種は大きく二つの系統に分かれ、同じ歌でも五点前後は動きます。採点の版が上がれば重みづけも変わるので、昨日の点と今日の点を直に比べないほうが安全です。同じ店でも部屋によって置いてある機種が違うことがあるため、比べるなら同じ機種、同じ版の中だけにとどめましょう。
解説動画: 【精密採点Ai】表現力UP間違いなし!裏加点をマスターするボイトレ講座。/柳光絵【カラオケ100点ねえさん®︎】
表に出ない4つの加点: 表現力の数値がいい時と悪い時で安定しない、という相談から始まる回。挙がったのは表に出ない加点が4つあるという話で、アクセント、ハンマリング、ヒーカップ、エッジボイス。どれも音を変化させる技術で、抑揚とあわせてここが入ると表現力が上がっていく、という整理になっている。
アクセントとハンマリング: アクセントは狙う音へ少し下から入る、小さなしゃくりのような動き。動きを大きくすると逆に入らない声質もあり、まっすぐ当てるだけで入る人もいるので、自分がどちらかを試して確かめる。ハンマリングは下の音をいったん長めに伸ばしてから狙う音へ当てる技術で、波形が階段状になる。配点は高いが判定は渋い。
バーの最後まで伸ばし切る: ハンマリングの落とし穴は、段差をつけた後に声を止めてしまうこと。バーが余ったまま終わると加点が入らないどころか音程が不正解の扱いになり、安定感まで落ちる。直後にビブラートを重ねるのも危なく、音の変化がひと続きと見なされて音程正確率ごと削られる。
長いバーと短いバーの使い分け: 長い音符はビブラートとロングトーンの評価で通常の加点を取り、この4つは中くらいの長さのバーで拾うほうが効率がいい。入ったかどうかは技術の最後にピンクの線が出るかで確かめる。しゃくりやこぶしのマークが出た所ではなく、何も出ていない所の線を見る。
均等に入れなくていい: 4つを平均的にばらまくより、入る技術へ偏らせるほうが伸びる。ハンマリングが判定されない人がヒーカップだけを積んで100点を出した例もある。エッジボイスは話し手自身一度しか判定された経験がないため、高得点狙いでは外していい。曲との相性もある。