音程正確率
採点の中身
譜面の高さと声がどれだけ重なったかの割合
何を見ている?
曲じゅうの音符のうち、正しい高さで鳴っていた時間が何割あったかを示す数字です。判定には幅があり、半音の四分の一ほどのずれなら許す機種が多いとされます。総合点への効き方がいちばん強く、八割を超えたあたりから点はまとまって伸びはじめます。細かい線引きは公表されていないので、あくまで目安として読んでください。
どうすれば伸びるか
画面のバーの真ん中に声を置くつもりで歌います。線がバーより上に出るなら息を押しすぎ、下に落ちるなら支えが抜けた合図です。高い音でだけ外れるときは、音を上げにいく前に力みに気づくほうが近道になります。伸ばす音は最後まで目で追い、下がったらその場で戻す。出だしの音の取り方を直すだけでも二から四ポイント動くことがあります。
勘違いしやすいところ
割合で出るため音数の多い曲ほど一音の失敗が薄まり、ゆっくりの曲ほど下がりやすいという逆転が起きます。バラードで伸びないのは腕のせいとは限りません。裏声やエッジボイスは機械が拾いきれず、正しく歌っても外れ扱いになることがあります。数字だけを見て自分の声を否定しないでください。
機種による違い・補足
終わったあとの結果画面にだけ出る機種と、歌いながらその場で数字が動く機種があります。前者は復習向き、後者は歌っている最中の修正向きです。画面を追いすぎると歌がおろそかになるので、見るのは一番のあいだだけにするのも手です。同じ曲を同じ機種で繰り返すと、落としている場所がはっきりします。
解説動画: 【200万回】音程正確率を劇的にアップさせる方法!【解説+トレーニング】【しゃくり加点の疑問!?】/ラニー歌うま相談室 | MASAYAH
外し方は四通り: 人の声なので百パーセント正確なほうが不自然で、それは機械で直した声だ、という前置きから始まります。講師は外れ方を四つに分けます。高さが分からない、なんとなく分かるが確信が持てない、分かるが制御できない、分かって制御できている。指導してきた中では三つ目がほとんどだそうです。
声はアナログ、音階はデジタル: アナログ時計の長針は三十分から三十一分までのあいだを全部通るのに、デジタル表示は突然切り替わる。声はこの長針と同じで、どの音にも属さない中途半端な高さを平気で出せてしまいます。対して楽器の音階は間が無いので、デジタル側の感覚を体に持たないと外れる、という説明です。
半音の幅を体で覚える: 音の種類は十二種類しかなく、しかも隣どうしの幅はどこでも同じです。段差が毎回変わる階段は登りにくい、という例えでこの等間隔を押さえたうえで、半音の幅を感覚で覚えておけば楽器で確認しなくても距離感がつかめる。今の音からどれくらい離れているかを想像するのが要になります。
頭からお尻まで同じ高さ: 外す人はたいてい狙った高さをまっすぐ保てていない。頭から終わりまで同じ高さが続いている状態を作るのが基本で、しゃくり上げて取りに行くと高さがはっきりせず、リズムまで曖昧になると言います。しゃくりはたまに入るスパイスなら有効だが、数が多いほど加点という採点の扱いには疑問を示しています。
合わせて録って聴き直す: 練習はピアノの音に声を当てていく形で、一回目は聴き、二回目に合わせる。キーは高くても低くても裏声でもよい。声が揺れながら出ているならやる意味が無いので、跳ねるようにまっすぐ置きます。仕上げに録音して聴き直し、ずれとしゃくり癖を自分で厳しく判定するところまでを勧めています。