カビの部分だけ取れば食べられる

安全と衛生

水分が多いほど、成り立たない

よく言われること

「カビが生えたところを削れば、残りは食べても平気」。

実際はどうか

目に見えているのは、伸びたカビのごく一部です。実際には菌糸が内部まで入り込み、種類によっては加熱しても分解されないカビ毒を作ります。パン、餅、ジャム、柔らかいチーズのように水分の多い食品では、部分的に取り除いても安全とは言えません。味噌や糠床のように塩分が高く量の大きいものは、カビの周囲を数cm大きくすくえば続けられることが多い—— ここが分かれ目です。

なぜ広まったか

硬いチーズや硬い野菜では実際に「切り落とせば使える」とされる場合があり、その扱いが食品全般に広がりました。水分の多さで菌糸の伸び方が変わることは、あまり説明されていません。

どう言えば正しいか

「硬くて水分が少ないものは大きめに切り落とせば使える。柔らかく水分が多いものは全体を捨てる」と、食品の状態で分けて言うのが正しい形です。