塩の量
塩の量は、1個に使う塩を飯の重さに対する割合で見ます。


図: オトモシリーズ(オトモシリーズで作成した図)
変わること
1個あたりに使う塩の量という条件です。手順書では「ひとつまみ」「少々」と書かれることが多く、そのままでは量が読めません。飯の重さに対する割合へ直すと飯100gあたり何gという同じ物差しに載り、書き手の違う手順どうしを並べて比べられるようになります。1個の飯の重さも手順書によって違うので、そこもそろえる必要があります。同じ物差しに載せて初めて、多いか少ないかが言えます。
分かっていること
ひとつまみは指三本、少々は指二本でつまむ量という言い方はありますが、手の大きさで変わります。手塩では塩が表面にしか付かないため、使った量と口に入る量は別のものです。飯へ混ぜ込む付け方なら使った量がそのまま入るので、二つの付け方を同じ数字で比べることはできません。塩の粒の大きさによっても、同じつまみ方で入る量が変わります。焼き塩と粗塩では同じ体積でも重さが違います。
分かっていないこと
野中 2009 が女子学生で食塩を量ると、3本指のひとつまみは平均0.52g(0.07〜1.45g)、2本指の少々は平均0.19g(0.03〜0.60g)で、あら塩ではほぼ2倍でした。ただし手の大きさと塩の粒度で変わるため、自分の手で測り直すほかありません。手塩で飯へ移る割合も、塩むすびのように塩が主役になる場合の量も、公表されている測定は確認できていません。塩をつけて握ると傷みにくいを量の側から確かめた測定も、多い少ないと感じる境目も分かっていません。
本文に出てくる道具
出典
- 論文 野中美津枝(愛媛大学)、愛媛大学教育学部紀要 56(2009) 献立表における塩の分量表示の検討
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