シラカバ

広葉樹

白い樹皮が目印の寒冷地の木

特徴

白い樹皮が紙のように薄くはがれるのがいちばんの特徴で、北海道や標高の高いキャンプ場でよく見かけます。材は白っぽくて広葉樹のなかでは軽めのため、割りやすく乾きも早い部類に入り、薪割りに慣れていない人でも扱えます。

燃え方

着火は広葉樹としては良好で、炎が上がるまでが早い反面、火持ちはナラやカシに一歩譲ります。樹皮に油分を含むので、皮をつけたまま燃やすと黒い煙が出やすくなります。気になるときは皮をはがしてから焚き火に入れてください。

向いている使い方

焚き火の立ち上げから中盤にかけて使いやすく、においに癖がないので調理にも回せます。はがれ落ちた白樺の樹皮は最高の着火材になりますが、立っている木からはぎ取るのは木を傷めるので絶対にやめて、地面に落ちたものだけを拾いましょう。

解説動画: 栗・松・白樺の樹皮を燃やし比べる/独りすと

概要: 薪を割っていると自然に溜まっていく木の皮も立派な焚き付けになるが、そのなかでも群を抜いてよく燃える樹皮があるという切り口で始まる。北海道に移住した投稿者が、自宅によく溜まる栗と松と白樺の三種類の樹皮を並べ、同じ条件で火をつけて燃え方を見比べる実験形式の内容である。薪割りの手元から始まり、最後は白樺がなぜよく燃えるのかという理由まで説明する。

含水率をそろえてから比べる: 燃やす前に三種類とも含水率計を当てて水分を測っている。樹皮の表面ではうまく測れないため、いずれも裏返して計測している。結果は栗が11.22パーセント、松が11.7パーセント、白樺が11.3パーセントで、どれもよく乾いた状態だと確かめたうえで燃焼の比較に入る。水分の差で結果が変わらないところまで条件をそろえているので、あとは樹皮そのものの性質の違いが出る。

三種類の燃え方の差: 最初の栗は火こそつくものの燃え広がらず、様子を見ているうちに弱まって消えてしまった。二つ目の松は投稿者がカラマツではないかと話しており、よく燃えそうな見た目に反して栗よりもさらに火付きが悪い。最後の白樺だけは簡単に火がつき、消えるどころかそのままどんどん燃え広がっていった。同じくらい乾いた樹皮でも、焚き付けとして頼れるのは白樺だけという結果になっている。

油分を含むから湿っていても燃える: 白樺の樹皮には可燃性の非常に高い油が含まれていて、少々湿っていてもよく燃える。この性質から焚き付けとして使われることが多く、雨の日の火起こしの手段として北海道では古くからアイヌ民族にも重宝されてきたと紹介している。山で火を起こさなければならない場面で知っていると役に立つ知識だと締めくくる。