ケヤキ

広葉樹

硬くて割りにくい街の広葉樹

特徴

公園や街路樹でおなじみの木で、冬に見上げるとほうきを逆さにしたような枝ぶりがよく分かります。木目が美しく家具や器にも使われるほど硬く、繊維がねじれて育った株にあたると、薪割りで斧が跳ね返されて歯が立たないこともあります。

燃え方

しっかり乾けば火持ちがよく、ナラに近い落ち着いた炎で燃えてくれます。ただし乾燥不足のものは白い煙と水蒸気ばかり出て、いつまでも燃え上がりません。半年から一年は風通しのよい場所で寝かせた薪を選ぶことが、この木を使いこなす条件です。

向いている使い方

メインの薪として頼れる一方、薪割りの難易度は高めの木です。節や枝の又の部分は避け、まっすぐな幹から縦目に沿って刃を入れると通ります。硬い木ほど斧が滑って足に向かいやすいので、必ず膝より低い薪割り台の上で、足を刃の延長線から外して割ってください。

解説動画: 楽に薪を割るための下ごしらえと斧の使い方/青い空【蓄熱薪ストーブ】

概要: 玉切りした原木を斧で割るときに、少しでも楽をするための考え方を解説する。薪割りは乾く前、含水率の高いうちにやると楽に割れる。伐倒して玉切りしたらすぐ割るのがよく、置いておくほど割りにくくなると説明している。

ケヤキは乾くと歯が立たない: 小口にヒビが入ると割れやすくなると思われがちだが、小口割れは薪がかなり乾いてきたしるしである。乾くと木が締まって硬くなり、なかなか割れない。樹種によっては全く割れなくなり、ケヤキは小口割れが進んだ状態だと斧がまるで歯が立たないと述べている。

台は2つ置く: 薪割り台を置いたら、その手前にもう一つ原木を置く。斧が的を外れたときに手前の原木が受け止めてくれるので、自分の足を打たずに済む。台が一つだけだと外した刃がそのまま足に向かうことになり非常に危険で、安全のために台は2台構える。

元口から割る: 木には根元側の元口と先端側があり、元口の方から斧を入れると割りやすい。昔から木は元から、竹は先から割ると言われ、その方が綺麗に割れる。特に二股になった原木は元口から割らないとまず割れない。玉切りのときにチェーンソーで元口側に切り傷をつけ、目印にしておくとよい。

ヨキの振り上げ方: 日本の斧はヨキと呼ぶ。初心者にありがちなのは、斧を上に持ち上げた位置からそのまま下ろす振り方で、これでは力が入らない。斧をいったん下に構えたところから振り上げ、その勢いと斧自身の重みを乗せて下ろす方が力が伝わる。ただしブレやすくなるので慣れは必要になる。