クヌギ
広葉樹
クヌギは、ずっしり重く、長時間燃える薪の主力。
特徴
樹皮がコルクのように厚くごつごつと割れているのが目印で、夏はカブトムシが集まる木としても知られています。しいたけのほだ木に使われるほど材が詰まっており、同じ体積のスギの二倍近い重さがあるので、持った瞬間に違いが分かります。森林総合研究所によると、ブナ科の落葉高木でコナラと並ぶ雑木林の代表種です。林野庁によれば、里山の薪炭林では20〜30年ほどの周期で伐採と萌芽更新を繰り返し育てられてきました。
燃え方
着火はかなり手ごわく、細く割った焚き付けと十分に育った炎がないと火が乗りません。そのぶん燃え出せば太い一本で一時間以上もち、真っ赤な熾火が長く残ります。煙も少なく、終始落ち着いた炎で燃えてくれます。中国のチームの研究では、切り株から生えた若い枝を3年間育てて測ると、幹の発熱量は乾燥重量1グラムあたり18.45〜18.83キロジュールでした。
向いている使い方
冷え込む季節の暖取りと、時間をかける熾火調理が得意分野です。焚き火の外側に立てかけて予熱しながら乾かしておくと、投入したときに火が落ちません。火持ちがよすぎて消し残しやすいため、就寝や撤収の一時間前には足すのをやめてください。アメリカの森林局などが運営するSmokey Bearの呼びかけでは、消火は水で完全に湿らせ、かき混ぜ、再度水をかけ、手の甲で熱がないか確かめる四段階が勧められています。
出典
- 公的機関 森林総合研究所 関西支所 クヌギ
- 公的機関 林野庁 里山林の薪炭や、きのこ生産資材としての利用
- 論文・英語 Liu Z, Fang S, Liu D, Yu M, Tang L(Forest Ecology and Management)(2011) Influence of thinning time and density on sprout development, biomass production and energy stocks of sawtooth oak stumps
- 公的機関・英語 Ad Council・全米州森林長協会・米国農務省森林局 USDA Forest Service Campfire Safety