器具に白い粉がこびりつく

見た目とにおい

判定: このまま様子を見る

白い粉は水が硬いだけで、魚にも株にも急には効きません。ただし足し水のたびに何が濃くなっているかは、ECとKHで確かめます。

どう見えるか・どんな数字か

水面のふちやヒーター、ポンプの首に白いざらついた粉が付きます。爪で削れて粉になり、水しぶきが乾く場所ほど厚くなります。水に沈んだままの部品には付きにくく、水と空気が入れ替わる境目に集まります。出てくるのは数日ではなく数週間の単位で、水は澄んだまま、においも変わりません。同じ時期にEC(電気伝導度)が上がっていることがあります。

何が起きているか

足し水に溶けていたカルシウムやマグネシウムが、水の蒸発した跡に炭酸塩として残っています。系から出ていくのは水だけで、溶けているものは出ていかず濃くなります。株が吸う量より足し水が持ち込む量が多ければ、差はECとアルカリ度(KH)に積み上がります。粉として目に見えるのは、そのうちのごく一部です。魚への急な害はありません。

どうするか

粉より水の中身を先に見ます。順に、ECとKHとpHを同じ時刻に測って記録する、足し水の硬度を水道の水質表で確かめる。粉を落とすなら部品を外して系の外で削り、よくすすいでから戻す。酸を系の中へ入れません。ヒーターや羽根車のまわりは、粉が厚いと動きが鈍るので先に見ます。数字が上がり続けるならECが上がり続けるへ移ります。

起こさないために

足し水の中身を決めておきます。硬い水道水だけで足し続けない、蒸発を減らすためふたと日よけを使う、足した量を記録して月ごとに見る。夏に足す量が増える系ほど、濃くなる速さも上がります。KHが高いままだとpHが下がりにくくなるので、pHが高いまま動かないと合わせて読みます。pHの動きが鈍い話は、多くがここへ戻ります。

どこまで確かめられているか

置ける目安は、水質の参照値までです。Sallenave の NMSU Circular 680 は硬度50〜100ppm、アルカリ度は炭酸カルシウム換算で100ppm以上、pH6.8〜7.0を挙げています。粉の量と水の組成を結んだ測定は見当たらず、どれだけ付いたら足し水を替えるかの線は引けていません。