垂直タワー

育てる床の型

同じ床面積に、株を縦に並べる型です。上から下へ水を落とすので背の低い葉物向きで、上下で濡れ方が変わることと管の内側の藻が付いて回ります。

何のためのものか

同じ床面積に、株を縦に並べる型です。上から水を落として下段まで通すので、リーフレタスのような背の低い葉物やハーブが向きます。日は横から差すことになり、上段と下段では光も水の当たり方も変わります。Pattillo ら 2022 の米国調査(回答219件)では20%が使っており、詰まりとポンプの停止が課題として挙げられていました。

選ぶときに見るところ

倒れない固定が最初です。満水時の重さが柱と床にかかり、水中ポンプは最上段まで水を押し上げられる揚程が要ります。上下で条件が変わることは、Biçici と Boyacı 2026 が温室でケール2品種・各120株を3層の水平棚とタワーで比べた試験(水耕)にも出ていて、地上部の生鮮重と乾物重はタワー側が低く、ばらつきも大きいという結果でした。

使いかたと手入れ

上段まで水が届いているか、下段に溜まっていないかを目で確かめます。管の内側は藻がつきやすく、光の当たる面ほど早く汚れます。掃除は上から下へ、外せる部分を外して行います。ポンプが止まると、乾くのは上段からです。くり返しタイマーで回しているなら、止まった時刻が後から分かるようにしておきます。

無いとどうなるか

縦に積まないだけなら、株数が床の面積で決まるまでです。ただし株が少なければ魚の出す窒素を吸う先も減り、硝酸だけが増え続けるほうへ寄ります。置いても水が偏れば、上段は乾き、下段は根が茶色くぬめる。光が水面や管の口に届く場所では水が緑色になるも出ます。縦は面積を稼ぐ手であって、水の量を増やす手ではありません。

解説動画: 💧 ポットを使わずに簡単に垂直水耕栽培システムを構築する方法/MiradasBiologicas

柱を立てて穴を開ける: 動画は、鉢を使わない縦型を一から組みます。幅110 mmの塩ビ管を約1.5 mに切り、下をバケツに差して立てる。倒れる高さにしないためにこの長さで、バケツ側には約39 cmの水の空間が残る。穴は上から10 cm、そこから20 cmおきに3列で互い違いに開け、四方から光が当たるなら4株、壁に寄せるなら3株と分けます。

鉢を使わない利点: 穴はカップドリルで開け、45度の曲がりを差し込んで株の座を作ります。穴は継手とほぼ同じ径にし、大きくしない——緩いと接着しにくく、株の重みで抜ける。鉢を挟まないので茎も根も管の中心に残り、上から落ちてくる水にそのまま触れる。それがこの作り方の狙いだと述べます。

曲がりが重なると乾く: 落とし穴として、管の中で上下の曲がりが重なる話が出ます。重なった下側には上から来る水が届かず、根がぬれないまま弱ります。対処は曲がりの内側を2〜3 cm切り、管の中で重ならない長さにすること。中心は底まで見通せるほど空けておき、水が全段を素通りできる状態を保つと言います。

白い管と不透明な管: 材の色にも触れます。黒い管は日射で光が集まり、根のある内部の温度が大きく上がるので、管は白を選ぶ。水を送るホースも、透明だと中に藻が出るため不透明のものにする。どちらも光を管の中に入れないという同じ理由づけで、材を買う段で決まってしまうぶん、後から替えにくいところです。

上から雨のように: 最上部には穴をたくさん開けた容器を伏せ、水を雨のように散らして下まで通します。水中ポンプは柱と同じ1.5 mを持ち上げられるものが要る。上の容器が葉くずでふさがると水があふれて系の外へ失われるので、あふれた分を下へ戻す穴とホースを付けておき、ふさがっていないか時々ふたを見ると結びます。