メンテナンス費は、道具が使えば調子を落とす前提で、買った時点で決まっている手入れの費用です。
道具は使えば必ず調子を落とします。ロードバイクならチェーンとブレーキとタイヤ、腕時計なら数年ごとの分解掃除、刃物なら研ぎ直しがそれにあたります。手入れにかかる費用は、その道具を買った時点ですでに決まっています。放置して壊してから買い替えるほうが、手入れを続けるより高くつくのが普通で、道具の値段が上がるほどこの差は開きます。
買う時点で年に一度の点検にいくらかかるかまで調べておきます。自転車の一年点検は数千円、機械式の時計の分解掃除は数万円と幅はありますが、目安は必ず見つかります。日常の手入れは自分でやり、安全に関わる部分だけ専門店に任せるのが現実的な線引きです。この点検代は、初期費用と維持費を分けるの項目でいう毎月・毎年の側に入れておいてください。
安く済ませようとして自分で分解し、直せない状態にしてしまうのが、いちばん高くつく失敗です。ねじを一本外しただけで保証が切れるものもあります。また古い道具ほど交換部品が手に入らず、修理不能になることがあるので、中古で買うときは部品の供給が続いているかも見てください。手入れ自体が楽しくなってくると道具沼にはまる側へ入り口が開くので、そこは自覚しておくと安全です。
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