うまい人を真似るのは、上手な人の出来上がりではなく、途中の手順と判断を持ち帰ることです。
上手な人を見て「すごい」で終わると、何も持ち帰れません。見るべきは出来上がりではなく、途中の手順と判断です。料理なら火加減を変える瞬間、ボルダリングなら足を置き直した位置。動画なら0.5倍速と一時停止で、自分の動きとの違いを一点だけ探します。真似は練習の設計図を借りることで、恥ずかしいことではありません。
真似る相手は、自分より少し先の人にします。十年先の人は前提が違いすぎて、動きを分解できません。真似るのは一週間に一点だけに絞り、次の練習でそこだけを試します。可能なら自分の動きを撮って並べると、思っている形と実際の差が一目で分かります。撮ったものは消さずに残ると効くので、記録をつけると組み合わせてください。
やりがちなのは、真似る相手を次々に替えることです。流派の違う手順が混ざって、どれも身につきません。もう一つは道具から真似ることで、同じ物を買っても手順は付いてこないため、道具沼にはまるの入口になります。うまくいかない日が続いても、数週間は同じやり方を通してから判断してください。
出典
- 動画 さいとうなおき2 【悩み】神絵師の真似をしてるのに、上手くかけない理由は?

