攻略 | 大人の休日

上達しない時期は、最初に伸びた数か月のあとに必ず来る、練習しても何も変わらない停滞の時間です。

最初の数か月はぐんぐん伸びます。そのあとに、練習しているのに何も変わらない時期が来ます。語学なら聞き取れる語が増えないまま数か月が過ぎ、ボルダリングなら同じ課題を何度も落とせません。実際には体や耳の内側で作り直しが進んでいる途中で、外に見える結果が遅れているだけのことが多いのですが、当人にはただの停滞に見えます。

語学
語学写真: Preply.com Images / CC BY 2.0
ボルダリング
ボルダリングシューズ
ボルダリング写真: geo.edgonzalez / CC BY-SA 3.0

この時期は、量を増やすより測り方を変えるほうが効きます。成否ではなく、途中の要素を見ます。登るなら足を置き直した回数、語学なら知らない語を一日五つ拾えたか、というふうにです。記録をつけると、見えていなかった小さな前進が数字として残ります。伸びは階段状で、練習から数週間遅れて上がってくると考えてください。

やりがちなのは、停滞を練習不足と決めつけて量だけを増やすことです。走る趣味なら距離の急な増加が痛みにつながり、楽器なら手首を痛めます。もう一つは、この時期に道具を買い替えて解決しようとすることで、たいていは数万円使って同じ場所に戻ります。行き詰まったら休んでいい期間を読み、いったん離れる選択も持ってください。