攻略 | 大人の休日

完璧主義でつぶれるのは、下手な自分を見ていられず、練習の回数そのものが減ることです。

完璧主義は、下手な状態の自分を見ていられない、という形で出ます。イラストなら一枚目の線が気に入らなくて描き始められず、料理なら材料がレシピどおりにそろわない日は作らなくなります。結果として練習量そのものが減ります。うまくなるために要るのは下手なままの回数なのに、その回数を自分の手で削ってしまうのが厄介なところです。

イラスト
板タブレット
イラスト写真: U.S. Department of Agriculture / Public domain
料理
包丁用の砥石
料理写真: Ryan Snyder / CC BY 2.0

出来の基準を、作品ではなく回数と時間に置き換えます。今日は良い一枚を描く、ではなく、15分スケッチブックを開く、を目標にします。そのうえで失敗作を捨てずに残しておくと、三か月後に見返したときに自分の変化が見えます。目標そのものの置き方は目標の立て方、伸び悩む時期の扱いは上達しない時期にあります。

やりがちなのは、準備が完璧になるまで始めないことです。教則本を全部読んでから、部屋を片づけてから、と条件を足すほど着手は遠のきます。もう一つは、いきなり人の完成品と自分の途中を比べることです。この毒については人と比べて嫌になるの項目に書きました。最初の数か月は、自分の先週とだけ比べれば十分です。