緊急退避所
道の仕掛け
緊急退避所は、ブレーキが効かなくなった大型車を止めるための逃げ場です。
見分け方
長い下り坂の途中で脇から分かれる、砂利や砂を敷いた短い道です。多くは上り勾配で、行き止まりで終わります。道路脇に本線と違う砂利の色が見えたら、それがいちばんの目印です。ふだんは車が入らず、きれいにならした砂利のまま静かに残っています。入口の手前には、退避所を知らせる大きな看板が立ちます。
そこにある理由
下り坂でブレーキが熱を持って効きにくくなった大型車が、本線を外れて安全に止まるための場所です。砂利は車輪を取られて勢いを落とし、上り勾配も速度を落とす働きをします。万一のときに命を守るための、備えの設備です。使われないことが一番望ましい施設です。平らな道で止めるより、上り坂と砂利で止める方が確実だという考え方です。
見つけやすい所
山を越える峠道の、長く続く下り坂の途中にあります。大型トラックがよく通る道ほど、設けられている傾向があります。見かける機会は多くないので、出会えれば車内の話題になる発見です。下りが長く続く峠では、坂の途中に何か所か用意されていることもあります。坂の上には、この先に退避所があることを知らせる看板が立つこともあります。
車内での楽しみ方
同乗者は、下り坂の途中で本線から分かれる、砂利の脇道を探します。見つけたら小声で知らせ、何のための場所かを家族で言い当てます。正解は、止まれなくなった車が安全に止まるための逃げ場です。見つからなくても、山道の景色を静かに眺める時間になります。砂利が上り坂になっている理由を、子どもと一緒に考えるのも学びになります。
出典
- 英語 ops.fhwa.dot.gov Chapter 5 - Freeway Management and Operations Handbook
