c(2つの読み)

1文字の基本

cは、基本は/k/(cat, cup)ですが、うしろにe・i・yが来ると/s/になる(city, cent, cycle)という1文字2読みの文字です。1066年のノルマン征服でcを/s/と読むフランス語の語が大量に入ったことがこの規則の由来です。クライマーの1963年の調査ではe・iの前で/s/になる規則が96%当てはまり、oceanの/ʃ/は例外です。

どう読む?

基本は/k/(cat, cup, cold)。ただしうしろに e・i・y が来ると /s/ になります(city, cent, cycle)。語源辞典 Etymonline によると、1066年のノルマン征服で c を /s/ と読むフランス語やラテン語の語が大量に入り、15世紀には s で書いていた英語本来の語(ice・mice)も c に綴り直されました。

ルール

「e, i, y の前は柔らかくなる」と覚えます。クライマーが1963年に、初級読本4種と基礎語彙から集めた約2600語で調べた結果では、c が e か i の前なら /s/ という規則が66語で当てはまり、例外は3語(ocean など)で96%。o か a の前なら /k/ という規則は143語すべてで当てはまり、100%でした。この2つの規則に y は入っていません。

例外

ocean の c は /ʃ/ になります(John Wells が /ʃ/ の綴りの例に挙げる語)。またc が2つ並ぶ語は、うしろが e・i なら1つ目が /k/・2つ目が /s/ で /ks/ (accent, succeed)、a・o・u なら1つの /k/ (accuse, occasion)です。ただしsoccer は e の前でも /k/ です。

例語

cat, cup, cold / city, cent, cycle, circle, face

出典

  1. 論文・英語 Theodore Clymer(1963) The Utility of Phonic Generalizations in the Primary Grades
  2. 資料・英語 Etymonline(Douglas Harper) C
  3. 資料・英語 John Wells(2009) John Wells's phonetic blog: sh!
  4. 資料・英語 Pronuncian(Seattle Learning Academy) 172: The 'cc' spelling pronunciations (as in 'accuse' and 'succeed)
  5. 資料・英語 ESL Library(Red River Press)(2019) Pronunciation Rules: Hard & Soft C

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全体像から入る: 英語の発音の仕組みとフォニックスを、細部ではなく最低限これだけ知っていれば全体が把握できるという水準で体系的にまとめた内容。これから学習を始める人が最初に見る位置づけになっている。

学校で教わらなかったこと: 自分は学校でこれを教えてもらえなかったという問題意識が動画の動機になっている。英語を話せるようになるうえで避けて通れない領域なのに、日本の学校教育では扱われてこなかった、という指摘。