g(2つの読み)
1文字の基本
gは、cと同じ仕組みで、基本は/g/(go, game)ですがうしろにe・i・yが来ると/dʒ/になる(gem, giant, gym)1文字2読みの文字です。ただしcの規則よりはっきり例外が多く、クライマーの1963年の調査ではこの規則が当てはまる割合は64%でした。get, give, girl, giftはe・iの前なのに/g/のまま読む代表的な例外です。
どう読む?
基本は/g/(go, game, good)。うしろに e・i・y が来ると /dʒ/ になります(gem, giant, gym)。読み方の決まり方は c とまったく同じ仕組みです。語源辞典 Etymonline によると、gem・giant はどちらも古フランス語を経てラテン語にさかのぼる語で、フランス語経由の借用語が e・i の前で柔らかい音を英語に運び込みました。
ルール
c の規則と対にして覚えると効率がいいです。e, i, y の前で柔らかくなるという同じ形です。ただしクライマーが1963年に、初級読本4種と基礎語彙から集めた約2600語で調べた結果では、g が e か i の前で /dʒ/ になるという規則が当てはまったのは49語のうち64%で、c の規則(96〜100%)よりはっきり低い数字でした。
例外
g のほうは例外がかなり多いです。get, give, girl, gift, begin, tiger はすべて e や i の前なのに /g/ のままです。語源辞典 Etymonline によると、give は中英語で y の音に変わりかけたところを、古ノルド語 gefa の影響で g の音に戻ったといいます。どれも日常語なので、例外のほうを丸ごと覚えて、残りは規則に任せるのが現実的です。
例語
go, game, big / gem, giant, gym, page, change / 例外: get, give, girl, gift
出典
- 論文・英語 Theodore Clymer(1963) The Utility of Phonic Generalizations in the Primary Grades
- 資料・英語 Etymonline(Douglas Harper) giant
- 資料・英語 Etymonline(Douglas Harper) gem
- 資料・英語 Etymonline(Douglas Harper) give
解説動画: g の硬い音と柔らかい音、ge・gi・gy で見分ける/Terri Igarashi English ジョン万次郎の玄孫
g には2つの音がある: c に2つの音があるのと同じで、g にも硬い音(ハードG)の「グ」と柔らかい音(ソフトG)の「ジ」がある、という回。前回の c の説明と対にして進めていて、仕組みは c とまったく同じで、つづりを見れば一目瞭然だとしている。
見分け方: g のうしろに e・i・y が来るとき、つまり ge・gi・gy のつづりに限ってソフトG。それ以外の文字が続けばハードGになる。ソフトGのほうが数が少ないので、そちらを先に覚えるといいと勧めている。かなで言えばハードは「く」に点々、ソフトは「し」に点々の音にあたる、という言い換えも添えている。
例で確かめる: ハードGの例として go、game、goat のような日常語を読み上げていく。girl もハード側に入っていて、gi のつづりなのに硬い音のまま。ソフトGは giant、gym、germ、giraffe のほか、huge や danger、age のように語の途中や終わりに出てくるものも挙げ、age は「アゲ」ではなく年齢を表す語だと確認している。