ck

二重字(2文字で1つの音)

ckは、短い母音のすぐあとで1音節語の終わりに使う/k/の二重字で、音そのものはcやkと同じです。長い母音や子音のあとではkだけを使います(book, milk)。picnicやtrafficのようにcで終わる語にi・y・eで始まる語尾を付けるときは、/k/の音を保つためにkを差し込みます(picnicking)。

どう読む?

/k/。c だけ・k だけと音は同じで、つづりの決まりごとであって、音の違いではありません。

ルール

短母音のすぐあと、1音節語の終わりで ck を使うという決まりです(back, duck, sock)。長母音や二重母音のあと、子音のあとでは k を使います(book, milk, park)。語源辞典 Etymonline によると、中英語の時期にフランス語で c の発音が揺れていく中、英語の書き手たちが k という文字で /k/ の音をはっきり示すようになったという経緯があり、ck という二重字もこの流れの中で定着しました。

例外

語末以外ではあまり使いません。pocket, ticket のように語中に来るのは、もともと語末だったものに語尾が付いた形です。逆にpicnic, traffic, panic のように c ひとつで終わる語は、i・y・e で始まる語尾を付けるときkを差し込みます(picnicking, trafficked, panicky)。c のままだとc(2つの読み)の規則で /s/ と読まれてしまうため、/k/ の音を保つ工夫です。Etymonline によれば1800年ごろまでは、いま c で終わる語の多くが ck で終わっていました。その綴りの名残が、語尾を付けるときの k として今も残っているといいます。

例語

back, duck, sock, rock, black, chicken

出典

  1. 資料・英語 Etymonline(Douglas Harper) k

解説動画: c・ck・k を同じ /k/ として出す口と息の作り方/英感Movie

c・ck・k は同じ音: つづりが c でも ck でも k でも、出る音は同じ /k/で、喉が震えない無声の子音だと最初に確認している。つづりの違いは音の違いではないという前提のまま、3つをひとまとめの音として練習させる作りになっている。

音の出し方: 舌の奥を盛り上げて喉をふさぎ、息をためてから勢いよく出す。日本語のカ行は舌の真ん中あたりでふさいでいるので、練習では口を大きく開け、奥でしかふさげない状態を強制するよう勧めている。前に垂らした紙がふっと揺れるくらいの強い息が目安。

語の終わりに来るとき: back のように語末へ来る ck も音は同じで、「ク」と母音を付けて終わらないことが要点。口を大きく開けたまま息だけで終えると説明している。k で終わる talk も並べて練習させ、talk の l は読まないことにも触れている。

声を足すと g: 同じ舌の位置のまま声を出すと g になる、と対で扱っている。k ほど息を強く出す必要はなく、代わりに喉の奥で声が鳴っているのが違い。語末に来るときも「グ」と母音を足さず、g の音だけで終えるよう繰り返している。