コムギ(wheat)

意味

コムギは、イネ科コムギ属の一年草で、パンや麺の原料となる粒を収穫する穀物である。

解説

コムギ属は染色体の基本数7の倍数で、二倍体の1粒系、四倍体の2粒系(デュラムコムギなど)、六倍体の普通系(パンコムギなど)に分かれる。パンコムギは2粒系と野生のタルホコムギの交雑で生じたとされる。秋まき型は低温にあたる春化が必要で、粒の硬さにより強力粉・中力粉・薄力粉の原料に分かれる。

正しい染色体数は1918年に坂村徹が見つけ、木原均がゲノム説を唱えるなど、日本の研究者が遺伝学の基礎を築いた。小麦農林10号を親とする短稈品種は、多肥でも倒れない多収品種の元になった。2022年の世界生産は8.08億トン(FAO)で、日本は消費の約9割を輸入に頼る(平成19年時点)。

出典

コムギ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%A0%E3%82%AE

コムギの話(KOMUGI/NBRP-Wheat) https://shigen.nig.ac.jp/wheat/story/wheatStory.pdf

FAOSTAT Analytical Brief 79: Agricultural production statistics 2000–2022 https://openknowledge.fao.org/server/api/core/bitstreams/fba4ef43-422c-4d73-886e-3016ff47df52/content