関連する語をたどって、小さな地図を作る。
気になる語を1つ引き、その場所を知ったら、次は実際にどれか1つの関係をたどって、隣の語へ進みます。1回たどるごとに新しい語が1つ増え、数回くり返すと、最初の語を中心にした小さな地図ができます。
前の段で見た「品種改良」の概念ページを開くと、関係の種類ごとに語が並んでいます。上位概念は「育種」、下位概念は「参加型育種」と「栽培化」、関連概念は「原産地」と「ゲノタイピング・バイ・シーケンシング」、使う技術を示す「Make use of」には「植物バイオテクノロジー」、含まれる側を示す「Is component of」には「植物遺伝学」、構成要素を示す「Has component」には「導入品種」「地方品種」「産地試験」が挙がります。関係の見出し1つが、進める方向を1つずつ示しています。
このうち上位・下位・「Is component of」でたどる「育種」「参加型育種」「栽培化」「植物遺伝学」は、どれも品種改良と同じ遺伝・育種に留まります。「Has component」でたどる「導入品種」「地方品種」「産地試験」は、品種を育てて試す作業に近く、作物学・栽培の語に近づきます。一方、「Make use of」でたどる「植物バイオテクノロジー」と、「Related concepts」でたどる「ゲノタイピング・バイ・シーケンシング」は、遺伝子を読む技術そのものを指し、生化学・分子細胞生物学の語に近づきます。品種改良という1語からでも、たどる関係を変えるだけで、生産農学の側から農芸化学の側へ1回で移れます。
ただし、たどる先がどれも実りのある語とは限りません。「原産地」の概念ページを開くと、パンくずは「location > centre of origin」で、品種改良のパンくずは「activities > breeding > plant breeding」とは別の枝に入っています。地名や場所を指す語は、育てる・調べる・守る・売るという役目の分野とは違う枝にあることが多く、9つの領域のどこにも強く結びつきません。地図を作るときは、こうした枝は端で止め、領域の名が付く語を優先してたどります。
実際にやってみるときは、まず1語から関係を2〜3個選んでたどり、たどり着いた語がどの領域にあるかを確かめます。そこからさらに1回たどれば、最初の語を中心に4〜6語ほどの小さな地図ができ、領域をまたぐ場所も見えてきます。ここで見つけた語と関係は、あとで記録として残す形につながります。
出典