音域

声が出るしくみ

無理なく出せる一番低い音から高い音まで

どういうこと?

出せる一番低い音から一番高い音までの幅のことです。叫べば届く音まで数えた全体と、歌詞を乗せて何度でも出せる幅は別もので、後者はふつう半音3〜5個分狭くなります。大人はおおむね2オクターブ前後、裏声を足せばもう少し広がります。低い側は伸びにくく、練習で動くのは多くが上側です。

どうするか

部屋に入ったら、鍵盤アプリでもいいので「ま」で半音ずつ下から上へたどり、苦しくなる一つ手前を上の端としてメモします。下も同じで、息が漏れて音にならない手前が下の端です。この二つを控えておけば、原曲キーと自分の音域を突き合わせて何個下げるかが、その場で決まります。

注意

音域はその日の体調で半音から一音ぶん動きます。寝起きや寝不足の日は上が出ないので、前に測った数字を固定値と思わないでください。広げたくて限界の高さを連発するのは、いちばん傷めやすい練習です。上が伸びるのは数か月単位の話なので、今日の一曲は今日の範囲で選びます。

解説動画: 【 音域チェック 】 自分の歌のキーが正しく チェックできる動画 【 このアプリ使えばすぐにチェックできます 】/翔てんてー🎤SUCCESS VOICE LESSON

A4は下から4番目のラ: A4のような表記は音名とオクターブ番号の組み合わせだと解く。ドレミファソラシドは英語でCDEFGABCなのでAはラ、数字はピアノで下から何オクターブ目かを指す。つまりA4は下から4つ目のラ。最高音がA4と書かれていたら「ラね」と読み替えればいい。

音域と声域は別のもの: 音域と声域は同じ意味ではないと区別する。音域はその音がどのくらいの高さかを表す絶対的なもので、声域はその人が出せる高さの幅のこと。講師自身は地声がE2あたりからG4あたり、裏声がB5あたりまでで、合わせて3オクターブ半ほど。ただし出るだけの幅と歌で使える幅はまた別だと断っている。

ハイAとA4は同じ音: もう一方の表記も整理される。ハイA=A4で、同じ音の書き方違い。1オクターブ上がるごとに「ハイ」が増え、hihiA=A5、hihihiA=A6。下へはmid2A=A3、mid1A=A2、さらに下がローA。数字が下がっていく側の対応さえ押さえれば読める、という説明だ。

なぜAが起点なのか: 表記が2系統ある理由にも触れる。ピアノの一番下の端の音はラで、これがA0。そこからA1、A2と数える。オーケストラのチューニングもラの音で取るように、音楽はAを起点に考える流儀があり、音域もAから数えるべきという立場と、A4のほうが分かりやすいという立場が並んでいるだけ。どちらを使ってもいいという。

測るなら音名表示で: ピアノや音階動画に声を合わせて限界を測るやり方は、自分の声がずれていても本人が気づけないのが弱点だと指摘する。勧めているのは、声の音名をリアルタイムに表示するスマホアプリで測る方法。声を出すだけで今の音が何かを返してくれるので、最高音も最低音も一発で分かる。