飲酒と喫煙の影響

歌ったあと・日ごろ

お酒とたばこが声にしていること

どういうこと?

お酒は血管を広げて声帯をむくませ、同時に痛みの感覚を鈍らせます。気づかないまま歌い続けられるのが、いちばんの危なさです。たばこの煙は熱と刺激を粘膜に当て続け、年単位で声を低く硬くしていくことがあります。どちらもその場では調子よく感じることがあり、翌朝から数日の声に効いてくるのが厄介なところです。

どうするか

飲む日に歌うなら、1杯ごとに同量の水を挟むだけで喉の乾き方が変わります。度数の高いものを一気にあおる飲み方は避け、歌う直前の1杯は水にします。吸う人は部屋の中で吸わないだけでも、自分と同席者の粘膜を守れます。本数を減らす相談は禁煙外来でもでき、数か月かかりますが声の疲れ方が変わってきます。

注意

「飲むと声が出る」と感じるのは、力みが抜けたのと感覚が鈍ったのが混ざった状態で、うまくなったわけではありません。差は翌朝の枯れ方に出ます。酔って歌った日ほど記憶があいまいなので、録音を残すと自分の耳で確かめられます。吸いながら声だけ戻す方法はなく、かすれが常態化しているなら一度耳鼻咽喉科へ。