テンポ変更
音の設定
どこで使う: どちらでも
テンポ変更は、音の高さを変えずに曲の速さだけを動かす機能。
どういうもの?
曲の速さだけを変える機能で、音の高さは変わりません。音の高さだけを動かすキー変更の逆にあたり、信号処理では時間伸縮と呼ばれます。目盛を一つ動かすと数パーセントずつ速さが変わり、言葉が詰まった箇所や早口の部分をゆるめられます。ひとりで練習する日のための機能で、人前ではあまり使いません。曲によっては項目自体が出ないこともあります。
使い方・設定の目安
歌えない一節があるなら目盛を2つ遅い側へ動かし、その部分だけを3回続けて歌います。口が回るようになったら一目盛ずつ戻し、原曲の速さで2回続けて通せたら終わりです。速いほうへ動かすと1曲が短くなるので、時間配分が苦しい終盤に使う手もあります。
注意・トラブル
遅くすると息を吐く時間が延び、ブレスの位置が原曲とずれます。戻したときに息が続かなくなるため、遅い速さのまま何度も通さないでください。音楽の時間伸縮の総説は、どんな音も同じ質で扱える方法は無いと述べます。編集ソフトの公式マニュアルも、大きく動かすとひずみが出ると書きます。伴奏の勢いが変わるぶん曲の雰囲気も別物になり、人のいる部屋では周りが戸惑います。採点での扱いは機種によって違います。
出典
- 論文・英語 Jonathan Driedger・Meinard Müller/Applied Sciences(2016) A Review of Time-Scale Modification of Music Signals
- 資料・英語 Audacity Team(音声編集ソフトの公式マニュアル)(2026) Change Tempo - Audacity Manual