SNSの投資グループ

勧誘・詐欺

よくある入口: SNS・アプリ

無料の勉強会から、専用アプリへ

どんな手口・どんな罠?

SNSの広告や著名人を名乗るアカウントから、LINEなどのグループに招待されます。最初は無料の投資講座や情報提供が続きます。信頼が育ったところで専用のアプリやサイトへ誘導され、そこに入金させる手口です。警察庁によると、少額の利益を実際に口座へ戻して信用させ、その後に高額の偽の利益を見せて手数料等を求めるのが典型の流れです。

なぜ引っかかるのか

グループの中にはサクラが多数いて、儲かった報告が絶え間なく流れます。人は、集団が一致して示す判断を正しいと感じます(群集心理)。金融経済教育推進機構の担当者が実際に参加したグループでは、約100人の大半が運営側の用意した偽の参加者でした。日経平均など本物の相場情報を交えて説明するため、見分けが難しくなります。少額の出金には応じるため、一度成功体験を作らされるのも共通しています。

見分け方のサイン

入金先が個人名義の口座、海外の見慣れない取引所、出金しようとすると税金や手数料の前払いを求められる。名目は「保証金」「税金」「当局による資金の差し止め」など様々です。この3つのどれかが出たら詐欺です。「今だけ」「あなただけ」という限定も定番です。海外の解説動画も、投資話がWhatsAppやLINEのグループへの招待に変わること自体が最初の合図だと説明しています。

こうなったらどうする

追加のお金は絶対に入れないでください。国民生活センターの事例では、「税金」を払ったあとも「口座が違う」と言われてさらに請求されました。「出金には手数料が必要」は、被害を広げるための最後の一押しです。振込先の口座情報と会話履歴を保存し、警察相談専用電話#9110や金融機関に連絡してください。振込先の口座凍結が間に合えば、一部が戻る可能性があります。

出典

  1. 公的機関 警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ SNS型投資詐欺
  2. 公的機関 国民生活センター(2024) SNS上の投資グループで勧誘される詐欺的なFX取引トラブル
  3. 動画 PIVOT 公式チャンネル(YouTube) 【国家機関が本気で警告】被害総額1000億円超のSNS型投資詐欺の実態 / 投資詐欺グループに潜入 / 安直に投資広告にクリックをするな / ラクして儲けれる話なんて存在しない
  4. 動画・英語 Complaint Hub(YouTube) Fake Investment Groups Explained | How WhatsApp & Telegram Scams Steal Your Money
  5. 動画・英語 Jordan Liles(YouTube) FinanceJ.site Investing WhatsApp Scam On Facebook, Explained

解説動画: それSNSの投資詐欺やロマンス詐欺かも! #投資詐欺 #ロマンス詐欺/政府広報オンライン

入口はこの3つ: 政府広報の啓発動画。投資詐欺のきっかけに使われるツールはInstagram・LINE・Facebookで、この3つで全体の半分以上を占めると数字で示している。広告からLINEに誘導する手口も増加している。

グループの中で起きていること: 「先生のアドバイスがあるからみんな成功してる」「テレビで有名な人がメンバーだ」という書き込みが並ぶ。実際にはグループ内で投資に成功した演出をし、偽の投資アプリ上で利益が上がっているように見せかけ、有名人の写真や名前を勝手に使って信用させる。

出金しようとした瞬間: 利益が出たので引き出そうとすると「出金手数料に100万円」。儲かったお金を引き出すためなら仕方ない、と払ってしまう流れまで描かれている。

どうするか: 知らないLINEの投資グループに招待されたら、すぐ退会する。直接会ったことのない人から投資やお金の話が出たら、まず詐欺を疑う。詐欺だと思ったら警察へ、あわせてSNSやアプリの運営会社にも通報を。手口は日々変わるので警察庁のサイトで確認を、と締めている。