ロマンス投資詐欺

勧誘・詐欺

よくある入口: SNS・アプリ

投資の話が出るまで、投資の話をしない

どんな手口・どんな罠?

マッチングアプリやSNSで知り合い、数週間から数か月かけて信頼関係を作ってから、投資の話を切り出す手口です。相手は写真も経歴も偽物で、複数人のチームで運営されていることもあります。警察庁の確定値では、令和7年に認知されたSNS型ロマンス詐欺は5,645件・被害額546.4億円で、うち暗号資産送信型が2,177件(前年比177.0%増)でした。

なぜ引っかかるのか

金融の話として警戒する回路が働きません。恋愛や友情の文脈に置かれるため、疑うことが相手への裏切りのように感じられます。断りにくさそのものが仕掛けです。TBSの報道では、50代の女性がSNSのメッセージで知り合った相手から暗号資産取引を勧められ、5万円を入れると画面に6,000円あまりの利益が出たため、相手を「賢い人」と受け取り、送金を続け、合計550万円をだまし取られました。

見分け方のサイン

会ったことがない、相手から投資を持ちかけてくる、特定のアプリや取引所を指定される。「自分は儲かっているから、あなたにも」という形が定番です。警察庁は、早い段階でLINEなどへ誘導されることや、投資専用アプリで利益が出ているように見せられることも挙げています。米国のCBSの報道では、画面の残高が計120万ドルになり、出金を試みると約38万ドルの税を求められた例があります。

こうなったらどうする

送金しない。追加送金は絶対にしない。相手を問い詰めても事実は出てきません。やり取りと送金記録を保存し、警察と金融機関へ。恥ずかしさから相談が遅れることが被害を大きくします。相談は早いほど有利です。「秘密の計画」と口止めされても、周りに話してください。SNS型投資詐欺の被害者は、同僚に話して詐欺だと指摘されました(NBS長野放送)。窓口は警察相談専用電話#9110と消費者ホットライン188です。

出典

  1. 公的機関 警察庁(2026) 令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(確定値)
  2. 公的機関 警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページ SNS型ロマンス詐欺
  3. 動画 TBS NEWS DIG Powered by JNN(YouTube) 「不倫みたいな感じで…ドキドキしてました」今年急増 韓流装う「ロマンス詐欺」恋に落ちる巧妙な手口【news23】|TBS NEWS DIG
  4. 動画・英語 CBS Mornings(YouTube) Woman loses $390,000 of inheritance in crypto romance scam
  5. 動画 長野県のニュース NBS長野放送(YouTube) 消えた1600万円 詐欺被害の女性が告白「あの時に戻れたら」 SNSの広告から投資勉強会のグループへ 不自然な「日本語」怪しむも…消費者金融からも借りて入金続ける

解説動画: それSNSの投資詐欺やロマンス詐欺かも! #投資詐欺 #ロマンス詐欺/政府広報オンライン

マッチングアプリから始まる形: 「趣味が合いそうなので連絡しました」というメッセージから、LINEでのやり取りに移る。写真の雰囲気も素敵だし、とID を教えるところまでが導入として描かれる。恋愛感情や親近感を利用するロマンス詐欺では、SNSのほかマッチングアプリで接触してくる場合も多い。

お金の話が出るタイミング: 関係ができてから「2人の将来のために投資しないか」と切り出される。彼が絶対儲かると言うならやってみようか、と判断が緩む。そして急に連絡が取れなくなる。

線引きの置き方: 直接会ったことのない人から投資やお金の話が出たら、まず詐欺を疑う——この一線だけで大半は防げる、という形で結論が置かれている。