ポンジ・スキーム
勧誘・詐欺
配当の原資は、次に入ってきた人のお金
どんな手口・どんな罠?
実際には運用せず、新しい出資者から集めたお金を、既存の出資者への配当に回す仕組みです。しばらくは配当が支払われ続けるので、成功しているように見えます。新規の出資が止まった瞬間に破綻します。
なぜ引っかかるのか
本当に配当が振り込まれるからです。証拠があるので疑いようがなく、受け取った人が善意で友人に勧めます。被害者が加害者になる構造を持つのが、この手口の最も厄介な点です。
見分け方のサイン
相場環境に関係なく毎月同じ利回りが出ている、紹介すると報酬が出る、運用の中身を具体的に説明できない。運用しているなら、成績は必ず上下します。一定であること自体が不自然です。
こうなったらどうする
配当が出ているうちに元本を引き上げ、誰にも紹介しないこと。紹介していた場合、後で責任を問われる立場になりえます。金融庁と警察へ相談し、勧誘資料と入金記録を保存してください。
解説動画: 「投資詐欺」に関する疑問に専門家が回答|お金のなんでも1分相談所|J-FLEC【第3回】/金融経済教育推進機構 (J-FLEC) チャンネル
最初は本当に配当が出る: 「最初は割の良い配当金などが支払われ、その利益で安心させて追加でどんどん投資させ、結局はかなりの資産をつぎ込んでしまった後に連絡がつかなくなる」——これが実際に多い手口だと、冒頭と締めの両方で語られる。昔からあるポンジ・スキームで、今なお多くの被害がある。
確認すべき一点: なぜそれだけの利益を還元できるのかを、最初の利益に安心せずしっかり確認する。これがこの手口に対する唯一の防御として示されている。
狙われるのは若者だけではない: 40代から60代でも、老後の資金が心もとないという焦りをうまく突かれている例が結構あると明言している。年齢による油断が効かない領域。
取り戻せるか: 残念ながら基本的に非常に難しい。相手方に資金がもう残っていなかったり、取り戻すための交渉や訴訟の負担が大きかったりするため。だからこそ「とにかくだまされない」という姿勢が大切、という結論になっている。
解説動画: 若者に広がる「人を紹介すればもうかる」誘いに要注意!【啓発アニメ】国民生活センター/国民生活センター
紹介料が主役になっている構造: パートナーが他人を勧誘すると紹介料が発生し、その人がさらに勧誘しても自分に入る。収益が運用ではなく新しい参加者から来ていることが、説明そのものから読み取れる。
入口は信頼できる知人: 誘ってくるのは高校時代の部活の先輩で、悪意は描かれていない。「可愛い後輩が困っていたら何とかしてやりたくなるのが先輩だろう」という善意の言葉が、そのまま勧誘の推進力になっている。
狙われる状況: 1人暮らしで金銭的に苦しい、という状況が最初に丁寧に描かれる。お金に困っているときほど、こうした話は魅力的に見えるという前提が意図的に置かれている。