取得単価(平均取得価額)
税金の計算
いくらで買ったことになっているか
どういう制度?
同じ銘柄を何回かに分けて買うと、買うたびに平均が計算し直されます。売却時の利益は、この平均取得価額を基準に計算されます。総平均法に準ずる方法と呼ばれる決まった計算方式が使われます。
使うとどうなる
積立で買っている場合、自動的に平均が更新されるので自分で管理する必要はありません。値下がり時に買い増せば平均は下がり、値上がり時に買えば上がります。
手続きと期限
証券会社の残高画面に表示されています。損益率は、この取得単価との差で表示されているので、含み損益の意味を正しく読めます。
注意(変わりうるところ)
同じ銘柄を複数の証券会社で持つと、取得単価はそれぞれの口座で別々に計算されます。また、売却して買い直すと平均取得価額は新しい価格になります——含み益を確定させると、次の値上がりに対する課税の基準が上がります。買値を「戻ったら売る」の基準に使うのは、心理の罠です(処分効果)。
確認先(一次情報)
国税庁のタックスアンサー、証券会社の取引明細と特定口座の説明。
解説動画: 【初心者向け】知らないままだと損する「平均取得単価」の本当の意味【儲けるための基礎知識】/なまけものチャンネル / 20代怠け者
定義そのもの: 証券会社の説明では「売却までの期間に買い付けした株式の買付代金(手数料を含む)を平均化した価格」。もう少し噛み砕くと、1株を買うのに実際にかかったお金の平均値のこと。
何が決まるか: この数字が、自分の画面に表示される損益率の基準になっている。高いとどうなるのか、低いとどうなるのか、下げたほうがいいのか——その意味を知らないまま眺めている人が多い、という問題意識から始まる。
なぜ意味を知る必要があるか: 平均取得単価は自分の過去の買い方が作った数字であって、市場が決めた数字ではない。この区別が付くかどうかで、売買の判断の質が変わる。