アクティブファンド

ファンド

値動き: 中くらい / 換金: すぐ売れる / NISA: 対象になりうる

平均に勝とうとする、その分だけ高い

どういう商品?

運用者が銘柄を選び、指数を上回ることを目指す投資信託です。調査する人を雇い、売買も多くなるため、コストはインデックス型より高くなります。年1〜2%の信託報酬が珍しくありません。

もうけと損の出どころ

うまくいけば平均を上回りますが、その上回った分をアルファと呼びます。費用を引く前はアクティブとパッシブの平均は等しく、費用を引いた後はアクティブの平均がパッシブより低くなります(Sharpe, 1991)。費用をまかなえるだけの成績を出すファンドはごく一部にとどまります(Fama&French, 2010)。上回るファンドを事前に見分ける方法は確立していません。

コスト(どこで抜かれるか)

信託報酬に加えて、売買回転率が高いほど見えないコストが積み上がります。実質コストと信託報酬の差が大きいファンドは、中で頻繁に売買しているということです。

税と口座

投資信託と同じです。NISA 成長投資枠で買えるものもありますが、テーマ型ファンドの高値設定には注意してください。

向かない人・注意

過去の成績は将来を保証しません。とくに直近1年だけ良い成績が目立つ商品は、その分野が既に上がりきった後である可能性があります。運用者が交代してもファンド名は変わりませんので、良かった時期の実績が今の運用体制のものとは限りません。純資産総額が減り続けているファンドは要注意です。

出典

  1. 論文・英語 William F. Sharpe(1991) The Arithmetic of Active Management
  2. 論文・英語 Eugene F. Fama, Kenneth R. French(2010) Luck versus Skill in the Cross-Section of Mutual Fund Returns
  3. 動画・英語 The Plain Bagel The Active Vs Passive Investing Debate

解説動画: 【投資信託】アクティブ運用とパッシブ運用どっちを選ぶ?│投資Q&A/金融経済教育推進機構 (J-FLEC) チャンネル

アクティブ運用とは: 同じベンチマークを上回る成果を目指して積極的に運用するもの。ベンチマークを決めていないファンドもあり、その場合は特定の指数に縛られず柔軟に運用する形になる、と補足している。

高いコストの理由: 銘柄を絞るために調査・分析をかけ、常に見て手間をかけるぶん、信託報酬はパッシブ運用より高くなると因果で説明される。

注意すること: うまく運用できれば高いリターンが得られる一方、運用成果のブレ幅(リスク)はパッシブより当然大きくなる。アクティブ運用だから絶対に損をしないわけではないとはっきり否定している。どちらを選ぶかは自分のリスク許容度との対話で決めるもの、という締め方。