相関

リスクの測り方

分散が効くかどうかは、これで決まる

何の数字?

2つの資産が同じ方向に動く度合いを-1から+1で表します。+1なら完全に同じ動き、-1なら正反対、0なら無関係です。分散投資が意味を持つのは、相関の低いものを組み合わせたときだけです。

読み方の目安

国内株と外国株は0.7前後と高く、両方持っても分散効果は限定的です。株式と先進国国債は伝統的に低い相関を持つとされ、そこがバランス型の設計根拠になっています。

これだけで判断すると危ない理由

相関は固定されていません。危機のときにはほとんどの資産の相関が1に近づき、分散したはずのものが一斉に下がります。2008年も2020年もそうでした。さらに2022年 インフレと金利上昇では、株と債券が同時に下げ、長年の前提が崩れました。分散は万能の保険ではなく、平時の揺れをならす道具です。

どこで見られるか

運用会社の資料や、資産クラス別の相関表として公表されています。

解説動画: 第7回 安全な投資をするために①~分散投資~/金融経済教育推進機構 (J-FLEC) チャンネル

卵を1つのかごに盛るな: 1社に投資するのと複数社に投資するのとでは、後者のほうが安全性が高い。かごを1つ落としても全部は割れない、という古いことわざで説明される。

分散には4つの軸がある: 銘柄の分散(異なる会社)、資産の分散(株式と債券など異なる金融商品)、地域の分散(日本と外国)、時間の分散(購入時期を分ける)。この4つが並べて示される。

同じ業界に分けても足りない: 旅行が好きだから旅行会社・鉄道会社・ホテル会社に分ける、という例に対して、旅行関係以外にも投資すればより効果が高まると補正が入る。関連の強いものに分けても分散にならない、という論点がここで出てくる。

解説動画: 分散投資②(ポートフォリオの考え方)/金融経済教育推進機構 (J-FLEC) チャンネル

鍵は「値動きが異なる」こと: 同じような値動きをする商品ばかり買うと、急落したときに全部が一斉に下がる。値動きの異なる商品を組み合わせると、1つが急落しても他が値上がりして全体の変動が抑えられる。アニメーションで両方の場合を見せている。

分散にも限度がある: いくら分散しても効果には限度があり、何より管理が大変になるので分散もほどほどに、と締めている。100種類買って何を持っているか分からなくなる、という失敗例つき。「多いほど良い」ではないという釘。