シャープレシオ
リスクの測り方
同じ揺れで、どれだけ稼いだか
何の数字?
リターンから安全資産の利回りを引き、それを標準偏差(リスク)で割った数字です。1の振れ幅あたり、どれだけのリターンを得たかという効率を示します。リターンだけを比べるより公平です。
読み方の目安
0.5で標準的、1.0以上なら効率が良いとされます。リターンが同じなら、シャープレシオの高いほうが揺れが小さかったということです。
これだけで判断すると危ない理由
測る期間で数字が大きく変わります。強気相場だけを切り取れば、どのファンドも良く見えます。急落が一度も起きていない期間の数字は、リスクを過小評価します——仕組債のような、普段は安定していてたまに大損する商品は、この指標で高く出てしまいます。
どこで見られるか
運用会社の月次レポート、投資信託の比較サイト。
解説動画: 「機関投資家の投資分析手法」シャープレシオを解説/よしぞう 株式分析チャンネル
何を測る数字か: 投資信託がリスクに見合った収益を上げているかどうかを評価するための指標で、効率係数とも呼ばれる。アメリカの経済学者ウィリアム・シャープによって考案された。
計算のかたち: シャープレシオ=リターン ÷ リスク(標準偏差)。標準偏差とは値動きが上下にどれだけ振れるかの大きさで、たとえば国債は満期まで持てば収益がほぼ確定するのでリスクが小さい、という対比で説明される。
大きいほど良い、の意味: 数値が大きいほど運用成績が良いことを示す。同じリターンなら、揺れが小さかったほうが数字は大きくなる——リターンの絶対額だけを比べるより公平になる、という考え方。