PER(株価収益率)
会社の値段
利益の何年分の値段が付いているか
何の数字?
株価が1株あたり利益(EPS)の何倍になっているかを示します。PER 15倍なら、今の利益がそのまま続くとして15年分の値段が付いているという意味です。会社の値段を利益で測る、最も基本的なものさしです。
読み方の目安
市場全体では12〜20倍あたりに収まることが多く、成長期待の高い業種は高く、成熟した業種は低く出ます。比べるなら同じ業種の中で。製造業とソフトウェア企業のPERを並べても意味がありません。
これだけで判断すると危ない理由
分母の利益は簡単に変わります。特別損益が入った年や、赤字転落の直前は数字が実態を表しません。赤字ならPERは計算できず、低いPERは「安い」ではなく「市場がその利益は続かないと見ている」場合が大半です。会社四季報や決算短信の予想値を使うか実績値を使うかでも数字は変わります。
どこで見られるか
証券会社の銘柄情報、決算短信、四季報。同じ会社でも情報源で数字が違うことがあるので、実績PERか予想PERかを必ず確認してください。
解説動画: 【株式】PERってなに?│投資Q&A/金融経済教育推進機構 (J-FLEC) チャンネル
PERが表しているもの: 株価を1株あたりの当期純利益で割った数字。投資した金額を1株あたりの利益だけで回収するのに何年かかるかという読み替えが、この動画のいちばん分かりやすいところ。株価1,000円・1株利益100円ならPERは10倍で、回収に10年かかる計算になる。
利益と収益の違い: 1,000円で売れたお菓子の材料に300円かかったなら、収益は1,000円で利益は700円。当期純利益とは後者を指す。そしてその利益は株主のもので、一部が配当として配られ、残りは会社に蓄えられる、と所有関係まで説明している。
これだけで判断しない: PERは何倍なら割安と言える絶対的な物差しではないと明言。同じ会社の過去の数値や同業他社との比較に使うもので、業種によって高くなりやすい・低くなりやすい傾向があるため、傾向の違う業種同士を単純に比べることはできない。
低ければいい、でもない: PERが低いのは株価が低いということで、その原因のひとつは投資家からその会社は将来性がないと見なされている可能性。逆に高いのは期待が大きいとも読める。あくまで評価指標の1つにすぎない、で締めている。