配当性向

会社の値段

稼いだ利益の何割を配っているか

何の数字?

配当の総額を当期純利益で割った割合です。100%を超えていれば、稼いだ以上を配っていることになり、その原資は過去の蓄えか借入です。

読み方の目安

30〜50%あたりが一般的な水準です。成長企業は投資に回すため低く、成熟企業は高くなります。安定して30〜40%を維持している会社は、配当を続ける意思と余力の両方があると読めます。

これだけで判断すると危ない理由

100%超が続く高配当は、いずれ減配します。逆に配当性向が低いこと自体は悪くありません——利益を再投資して成長するほうが、株主にとって有利な場合があります。配当だけを見て「株主還元に積極的」と評価するのは早計です。

どこで見られるか

決算短信、会社の株主還元方針の資料。方針として何%を目標にしているかは、会社自身が公表しています。

解説動画: はじめてのFP、外務員 第11回(配当率、配当性向)【例題で苦手克服!】/やさしく学ぶ金融経済 外務員試験対策、エクセル、統計、数学など

利益のどこから配るか: 当期純利益は株主に帰属する利益で、その一部が配当として払い出され、残りが内部留保になる。社内に貯め込むイメージで語られがちだが、実際には設備投資などに使われていると補足される。

配当率とはどう違う: 資本金に対する配当の比率が配当率、当期純利益に対する配当の比率が配当性向。資本で見るか利益で見るかの違い。例題では1株の配当30円をEPS(1株あたり利益)120円で割って25%と求めている。

純益を超える配当額: 実例では1株の利益311円に対し配当312円で、純益をわずかに超える配当が出ていた。動画は前年に大量の買い付けをした大株主の存在を挙げ、その意向が背景にあると読み解く。