PBR(株価純資産倍率)

会社の値段

解散したときの価値と比べて、何倍か

何の数字?

株価が1株あたり純資産の何倍かを示します。PBR 1倍とは、今すぐ会社をたたんで資産を配ったときの金額と、株価が同じ状態を意味します。1倍割れは、市場がその会社の資産を活かせないと見ていることになります。

読み方の目安

1倍が心理的な節目です。日本では東京証券取引所がPBR1倍割れの企業に改善を要請した経緯があり、意識される指標になりました。資産をあまり持たない業種は構造的に高く出ます。

これだけで判断すると危ない理由

純資産は帳簿上の数字です。土地を昔の価格で持っていれば実態より低く、のれん(買収時の上乗せ)を多く抱えていれば実態より高く出ます。PBRが低いのには理由があることがほとんどで、収益力が乏しい会社は何年も1倍を割ったままです。

どこで見られるか

証券会社の銘柄情報、決算短信の1株あたり純資産(BPS)から自分でも計算できます。

解説動画: 【株式】PBRってなに?│投資Q&A/金融経済教育推進機構 (J-FLEC) チャンネル

PBRが表しているもの: 株価を1株あたりの純資産で割った数字。純資産とは、会社の全資産から借金を引いた純粋な資産で、会社を解散したときに株主へ分配されることになるお金にあたる。ここが理解の要になる。

1倍を割るとはどういうことか: 株価800円・1株あたり純資産1,000円ならPBRは0.8倍。仮に解散すれば1株1,000円を受け取れるのに、市場では800円でしか売れない状態を意味する。買う側から見れば、1,000円の価値のものを800円で買えることになる。

注意すること: あくまで帳簿上の話で、実際に倒産して純資産の額が株主に戻るとは限らない、とはっきり釘を刺している。また1倍割れは売られすぎということでもあり、売られるにはそれなりの理由がある——将来性がないと見なされている可能性を考慮する必要がある。