実質コスト
ファンドのコスト
本当に引かれた合計。運用報告書にしかない
何の数字?
信託報酬に加えて、ファンドの中で発生した売買委託手数料・有価証券の保管費用・監査費用などを含めた、実際にかかった費用の合計です。目論見書ではなく運用報告書に載っています。
読み方の目安
信託報酬に0.02〜0.1%程度上乗せされるのが普通です。この差が0.3%以上ある場合は、中で頻繁に売買しているか、新興国など取引コストの高い市場を対象にしています。
これだけで判断すると危ない理由
信託報酬だけで比べると順位が入れ替わることがあります。表示上の信託報酬を極端に下げた商品でも、実質コストでは平凡ということが起こります。ただし実質コストは過去1年の実績であり、来年も同じとは限りません。
どこで見られるか
交付運用報告書の「1万口当たりの費用明細」。運用会社のサイトからPDFで入手できます。
解説動画: #9投資信託の選び方【知って得する!資産運用の基礎知識】/金融経済教育推進機構 (J-FLEC) チャンネル
買った後に届くもの: 決算ごとに交付運用報告書が手元に届く。そこには、その決算までの期間にどのような運用を行ったかという運用経過と、今後の運用方針が記載されている。実際にいくらかかったかを確認できるのはここ。
トータルリターン通知制度: 2014年12月から始まった制度で、投資した金額と分配された分配金などを合計で考えたときのリターンがどうなっているかを表示する。分配金を受け取っていると成績を勘違いしやすいので、この数字で見るのが正確。
基準価額のブラインド方式: 基準価額は1日1回、申し込みを締め切った後に公表される(ブラインド方式)。すでに保有している投資家の利益が損なわれるのを防ぐためだと理由まで説明されている。