時価総額

会社の中身

見る対象: 株

その会社に市場が付けている値段の総額

何の数字?

株価×発行済株式数です。その会社を丸ごと買うのに必要な金額(借金を除く)を意味します。株価の高い・安いは1株の値段でしかなく、会社の規模を表すのは時価総額のほうです。株式分割で株価が10分の1になっても、株数が10倍になるので時価総額は理論上変わりません。田端大学(チャンネル)は、株価3000円でも500万株なら150億円、株価1000円でも1億株なら1000億円という例で説明しています。

読み方の目安

1兆円超が大型、数百億円なら中小型、といった感覚で使われます。TOPIXをはじめ多くの指数は、この大きさで組入比率を決めています(時価総額加重)。学術では、ファーマとフレンチが1992年の論文で、株式の平均リターンの違いは企業規模と簿価時価比率の2つで捉えられると報告しました。これは過去の平均の話で、先を約束するものではありません。

これだけで判断すると危ない理由

小型株は値動きが激しく、売りたいときに買い手がいないことがあります。時価総額が小さい銘柄に大きな金額を入れると、自分の注文で価格が動きます。田端大学(チャンネル)は、ファンドごとに時価総額の下限があり、小型株は機関投資家が入りにくいと説明しています。大型株は値動きが小さい分、上がる幅も小さくなりがちで、どちらが得とは言えません。

どこで見られるか

証券会社の銘柄情報に必ず載っています。

出典

  1. 動画 田端大学 投資学部 株をやる時に時価総額を意識できてますか?
  2. 論文・英語 Eugene F. Fama, Kenneth R. French(The Journal of Finance)(1992) The Cross-Section of Expected Stock Returns

解説動画: #6株式投資の基礎知識②【知って得する!資産運用の基礎知識】/金融経済教育推進機構 (J-FLEC) チャンネル

市場全体の規模を測る数字: 時価総額は発行済株式数に株価(その日の終値)をかけたもの。市場全体では全上場銘柄を合計する。言い換えれば、その金額があれば上場会社を全部買えるという規模を表している。

株価欄の読み方: 始値・高値・安値・終値・前日比・売買高。始値は9時、終値は15時の株価であることが多い。売買高の多い銘柄は投資家の需要がある銘柄と読める、という実務的な見方も示される。

株価を動かすもの: 根本は企業の業績だが、為替・金利・海外市況という経済的要因、選挙・災害・天候という経済外的要因、機関投資家や外国人投資家の動向という市場内部要因も効く。これらが投資家の心理と行動に影響して需給になる、という順序で説明される。