営業キャッシュフロー

会社の中身

利益より嘘をつきにくい数字

何の数字?

本業で実際に出入りした現金の増減です。会計上の利益は、売った時点で計上されるため、まだ代金を回収していなくても利益になります。営業CFは現金が本当に入ったかを見る数字なので、実態に近くなります。

読み方の目安

利益と営業CFが同じ方向に、同じくらいの大きさで動いているのが健全です。継続的にプラスであることが最低条件です。

これだけで判断すると危ない理由

利益は黒字なのに営業CFがマイナスの状態は危険信号です。売掛金が回収できていない、在庫が膨らんでいる、といった事情が隠れています。粉飾が疑われた企業の多くが、この乖離を先に見せていました。1期だけで判断せず、3期ぶん並べてください。

どこで見られるか

決算短信のキャッシュ・フロー計算書。四半期開示では省略されることがあります。

解説動画: 第13回 会社の業績の見方~損益計算書と貸借対照表~/金融経済教育推進機構 (J-FLEC) チャンネル

会社の成績表: 損益計算書は、1年間でどれだけ利益を上げたかという会社の活動の成果をまとめたもの。売上、原材料費や人件費といった費用、そして売上から費用を引いた利益の額が分かる、と学校の成績表にたとえて説明される。

もう一枚のほう: 貸借対照表は、お金をどこから得て何に使ったかを表す。この2つを合わせて決算書と呼び、会社は広く公表することが求められている。投資家はこれを参考に投資している。

なぜ正しく公表されるのか: 正しい情報が公表されなければ、投資家はどの会社に投資すればいいか判断できない。だから正しい情報を公開することは会社の責任のひとつである、という筋で説明されている。数字を読む前に、その数字がなぜ信用できるのかを押さえられる回。