ラッセル2000

米国

対象: 米国株 / 銘柄数: 約2,000銘柄

ラッセル2000は、米国の上場株を時価総額の順に並べ、上位1,000社を除いた下位約2,000社で構成される、景気に敏感な米国の小型株指数です。1984年に始まり、提供元のFTSE Russellは時価総額でおおむね米国株全体の5〜10%ほどと説明しており、金利上昇の影響も大きく受けます。

何を集めた指数?

米国の上場株を時価総額の順に並べ、上位3,000社のうち上位約1,000社を除く下位約2,000社で構成される小型株指数です。1984年に始まり、提供元の FTSE Russell は時価総額でおおむね米国株全体の5〜10%ほどと説明しています。浮動株調整後の時価総額で重み付けされ、大企業中心のS&P500では見えない、国内経済の動きを映すとされています。

算出のクセ・中身の偏り

小型株には赤字企業が相当数含まれます。金利上昇の影響も大きく受けます——小さな会社ほど借入への依存が強く、返済負担が直接効くためです。構成銘柄は入れ替わります。ラッセル1000との境目は、提供元の資料で2009年に約12億ドル、2023年に約42億ドルと動き、育った会社は大型株の指数へ抜けます。2007年からは境目付近の既存銘柄を残す緩衝帯もあります。見直しは2026年から年2回(6月と12月)になりました。

これを買うと何を買っていることになるか

米国の内需と中小企業の景況に賭けることになります。大型株より値動きは荒く、長期でどちらが上回るかは時期によって入れ替わってきました。ラッセル1000との境目は、指数内の比重が大きく変わる位置として、機関投資家の持ち株が企業に与える影響を調べる研究に使われてきました。Wei と Young(2024)は、最もよく使われる比べ方は入れ替え前から境目で持ち株に差があり、選択の偏りを反映していると指摘しています。

連動する商品と注意

連動するETFがあります。大型株の指数と組み合わせても、相関は高いため、分散の効果は限定的です(相関)。

出典

  1. 資料・英語 FTSE Russell(LSEG)(2024) Four Decades of Russell US Indexes Reconstitution
  2. 資料・英語 FTSE Russell(LSEG)(2026) Russell Reconstitution
  3. 論文・英語 Wei Wei, Alex Young(2024) Selection Bias or Treatment Effect? A Re-Examination of Russell 1000/2000 Index Reconstitution