S&P500
米国
対象: 米国株 / 銘柄数: 500銘柄
S&P500は、米国を代表する500社で構成される浮動株調整の時価総額加重指数で、世界中の運用成績がこの指数と比べられる事実上の世界標準です。構成銘柄はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスの指数委員会が選定・維持し、米国企業であることや4四半期連続の黒字といった基準を満たす必要があります。
何を集めた指数?
米国を代表する500社で構成される、浮動株調整の時価総額加重指数です。構成銘柄はS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスの指数委員会が選定・維持し、米国企業であること・4四半期連続の黒字・浮動株の比率50%以上などの基準を満たす必要があります。世界中の運用成績がこの指数と比べられており、事実上の世界標準になっています。
算出のクセ・中身の偏り
S&Pの指数委員会は、巨大企業であっても業績の基準を理由に例外を認めないと2026年に表明しました。米国の研究では、採用された企業の株価に恒久的な上昇が見られる一方、除外された企業に恒久的な下落は見られない、という非対称な反応が報告されています。もう一つのクセは上位企業への集中で、ある大手運用会社が開示する連動ファンドの構成(2026年6月末時点)では上位10社の比重の合計が約36%、情報技術セクターは約38%でした。
これを買うと何を買っていることになるか
米国の大企業をまとめて持つことになります。これらの企業の多くは世界中で売上を上げているので、間接的に世界経済に投資している面もあります。ただし米国という1つの国の制度・通貨・政策に依存します。円で暮らす人にとっては為替ヘッジコストの判断も付いてきます。また、S&Pの調査では、2024年に米国の大型株アクティブファンドの65%がこの指数を下回りました。ただ買って持つだけで、プロの運用者の多くに勝てます。
連動する商品と注意
連動する投資信託・ETFは世界で最も多く、信託報酬も最低水準です。選ぶならコストと純資産と、為替ヘッジの有無だけを見れば足ります。連動するファンドの保有銘柄数は、500社ちょうどではなく504程度になることがあります。アルファベット(グーグル)のクラスA株とクラスC株のように、1社が複数の種類の株を上場しているためです。費用の低いものは年率約0.1%程度まで下がっています。
出典
- 資料・英語 S&P Dow Jones Indices(2013) S&P 500 Equity Indices Fact Sheet
- 資料・英語 S&P Dow Jones Indices(2026) S&P Dow Jones Indices Consultation on Treatment of MegaCap Companies - Results
- 論文・英語 Honghui Chen, Gregory M. Noronha, Vijay Singal(2004) The Price Response to S&P 500 Index Additions and Deletions: Evidence of Asymmetry and a New Explanation
- 資料・英語 State Street Investment Management(2026) State Street SPDR S&P 500 ETF Trust Fact Sheet
- 資料・英語 S&P Dow Jones Indices(2025) SPIVA U.S. Scorecard Mid-Year 2025