2020年 コロナ・ショック
世界の暴落
史上最速で落ち、史上最速で戻った
何が起きたか
感染症の世界的な拡大により、経済活動が同時に止まりました。2020年2月下旬から3月下旬にかけて、わずか1か月で3割超という記録的な速さで株価が下落します。各国政府と中央銀行が異例の規模で対応したことで、市場は急速に反転しました。
どれくらい下がったか
S&P500は2020年2月19日から3月23日までの約1か月で約34%下落。恐怖指数(VIX指数(恐怖指数))は80を超え、リーマン期に匹敵する水準を記録しました。
戻るまでにかかった時間
同年8月には高値を回復しています。下落から回復まで約半年という、極めて短い期間でした。
ここから学べること
売った人が最も損をした暴落です。3月に耐えられず売却した人は、半年後の回復に乗れませんでした。同時に、この経験が「暴落はすぐ戻る」という誤った学習を生んだ面もあります。1929年も2000年も1990年も、そうではありませんでした。直近の1回を一般化しないこと。
解説動画: 【金融ヒストリ】コロナショック #コロナショック #金融危機/FFG公式チャンネル
なぜ株価が下がったのか: 金融機関のチャンネルによる金融史シリーズ。マーケットは過去に経験したことがないものに対して過敏に反応する——未知のウイルスであったことが下落の最大の理由だと説明される。
どれくらい下がったか: ニューヨークダウは感染拡大前の3万ドル近くから約1万7,000ドルへ、1か月ちょっとで約4割の下落。日経平均も2万3,000台から1万6,000円台半ばへ、同じく1か月ほどで約3割下げた。
なぜ早く戻ったか: 各国が感染予防に動くと同時に、経済対策と金融緩和策を速やかに実施したことで、比較的すぐに反発した。ワクチンの開発も進み、株価は同年末には回復していった、という順序で説明される。