ハードルを下げる
仕組みにする
やる気ではなく、開始の重さを削る
何が起きるか
続かない日は、やる気が無い日ではなく始めるまでの手数が多い日です。押し入れから道具を出す、着替える、机を空ける。この三手が入るだけで、疲れた日には届かなくなります。筋トレでジムまで往復一時間かかる人が続かないのは意志の問題ではなく、開始までの摩擦が大きいだけ、ということがよくあります。
どうするか
一回の最小単位を、自分でばかばかしいと思うところまで下げます。ヨガならマットを敷いて3分、楽器なら一曲ではなく一フレーズ、読書なら1ページです。そこまで下げると疲れた日でも達成になり、記録が途切れません。始めてしまえば延長は簡単なので、最小単位は上げず、回数で稼ぐと考えてください。
やりがちな失敗
やりがちなのは、調子の良い日に最小単位を引き上げてしまうことです。3分が30分に化けた翌週、忙しくなると一気に途切れます。もう一つは、下げた基準を人に見せて笑われ、恥ずかしくなってやめることです。週三回の3分は、月一回の一時間よりよほど身に残ります。安定させたいなら曜日と時間を固定すると組み合わせてください。
解説動画: 【プロが10分で教える】お片付けのよくある悩み、丸ごとこれで解決!世界一簡単なお片付けのコツ5箇条を分かりやすく解説します/七尾亜紀子の整理収納レッスン
五つの悩み: 整理収納を仕事にしている人が、片づけ・断捨離でつまずきやすい五つの悩みに順に答える回です。やる気が出ない、どこから手をつけるか分からない、物が減らせない、置き場所が決まらない、収納用品が選べない。どの悩みにも、できそうな大きさまで下げるという同じ考え方で答えていきます。並びも、実際にぶつかる順になっています。
1日1つから: やる気が出ないのは自分でハードルを上げているからでもあると言います。やる気は待っていても出ないので、小さくても手を動かすほうが早い。勧めるのは1日に1つ捨てることで、明らかなゴミでもかまわない。毎日同じ時刻を捨てる時間に決め、慣れたら数を増やしてもよいが、上げすぎると逆効果と釘を刺します。
小さく始める: どこから手をつけるか迷う時間そのものが惜しいので、小さな箱を一つ選んで始めます。中身を全部出し、よく使う・たまに使う・ほとんど使わないに分けて、要らないものを外し、使う頻度の高い順に元へ戻します。不要な物が減るだけで見た目も使い勝手も変わり、狭い場所でも自分にもできたという実感が残ることを大切にしています。
保留に逃がす: 物が減らせない人は、捨てることを先に考えるとそこで思考が止まると言います。そこで、捨てるのではなく使っているものを選ぶほうへ置き換えます。迷ったものは保留の箱にまとめて別の場所へ。続けると箱は膨らみますが、普段使う場所にはよく使う物だけが残り、判断を先送りできる逃げ道も確保できます。
買う前に試す: 収納用品は、家にある紙袋や空き箱で仮に収めてから選びます。どのくらいの大きさが何個要るのかが見えてから買えば外しにくく、使い回しの効く定番なら別の場所へ回せます。似た箱は同じ種類でそろえると見た目も整う、とも言います。最後はこれならできそうなことを一つから、と締めます。買う前の判断は最初に買うもの・買わないものも参考になります。