メバル

堤防・漁港

メバルは、常夜灯の光と影の境目を夜に探ると釣れる

見分け方

名前のとおり目が大きく張り出しているのが特徴です。体色は生息場所で変わり、2008年にアカメバル・クロメバル・シロメバルの3種に整理されました。胸びれの軟条の数などで分けますが、釣り場では体色とヒレの色で呼び分けるのが実際です。2002年の遺伝子解析(Kai ほか)は3種が別々の遺伝子プールを持つと示し、2023年の研究(Deville ほか)は交雑した個体もいると確かめています。

釣れる時期・場所

冬から春が本番で、「春告魚」とも呼ばれます。水温が低い時期に浅場へ寄ってきます。1992年の調査(横川・井口)は、オスは10〜11月・メスは11〜12月に生殖腺が最大になり、10〜12月に交尾、11〜1月に仔魚を産むと推定しています。メバルは卵ではなく仔魚を産む卵胎生の魚です。同じ調査では、エサはアミ類・エビ類など中層を漂う生き物が中心で、空腹の個体が多く摂餌量指数は0.143と低いとしています。

釣り方

夜、常夜灯の光と影の境目に浮いていることが多い魚です。ジグヘッドに小さなワームを付けてゆっくり引く「メバリング」か、エサなら電気ウキ仕掛けにモエビ。上を向いてエサを待つ習性があるので、魚より上のタナを通すのがコツです。

食べ方

煮付けが定番で、刺身や唐揚げにもできます。背びれのトゲは毒はないものの鋭いので、つかむときはエラぶた側から。

出典

  1. 論文・英語 Kai Y, Nakayama K, Nakabo T(2002) Genetic differences among three colour morphotypes of the black rockfish, Sebastes inermis, inferred from mtDNA and AFLP analyses
  2. 論文・英語 Deville D, Kawai K, Fujita H, Umino T(2023) Genetic divergences and hybridization within the Sebastes inermis complex
  3. 論文 横川浩治, 井口政紀(1992) メバルの食性と成熟

解説動画: 【爆釣】プロが教えるメバル入門講座『みっちり解説50分!完全マニュアル‼️』/りんたこ / Angler Rintaco

メバリングという釣り: ジグヘッドに小さなワームを付けてメバルを狙う釣り。当たりが多く数も釣れるので、粘りを要求される釣りに比べて気楽である一方、30cm(尺メバル)を超えるのが最終目標になるほど奥が深いと紹介している。

明るい時間でも釣れる: 夜釣りの印象が強いが、明るい時間帯は足元を覗き込んで魚の姿を探し、落とし込みで狙うほうが確率が高いと実演している。堤防の足元が空洞になっていれば、その下にメバルが入り込んでいて、ワームが落ちてくると出てきて食う。動画中では赤メバルとクロメバルの2種を明るいうちに釣り分けている。

道具: ロッドは6フィート台後半のメバリング用、リールは2000番クラスを使用。ラインの先にはフロロカーボンのリーダーを4〜7ポンド、入門なら5ポンド前後を結束する。ワームはアジング用でもメバリング用でも構わず、カラーは釣れない色がほぼ無いので好きな色でよいとしている。

セットするときの注意: 2ピースロッドを継ぐとき、上下でガイドの向きがずれたまま使わない。真横から見てガイドが一直線に並ぶよう揃えてから、しっかり差し込むこと。ハリを外すときはプライヤーで魚の口をつかんでから外すと、フックが指に刺さらないと説明している。