マイワシ
堤防・漁港
マイワシは、体側に並ぶ黒い斑点が七つで見分けられる
見分け方
体側に黒い斑点が7個前後、一列に並ぶのが目印で、「ナナツボシ」とも呼ばれます。ウルメイワシは目が大きく脂瞼に覆われ、カタクチイワシは下あごが極端に短く口が大きく裂けています。ウロコが非常にはがれやすいので、手でつかむと簡単に傷みます。東京都島しょ農林水産総合センターによると、生後1年で体長15cm、2年で18cm、3年で20cm前後になり、5歳以上は珍しい魚です。
釣れる時期・場所
群れの回遊次第ですが、堤防では春から秋に入ることが多く、回ってきた日はサビキに鈴なりになります。東京都島しょ農林水産総合センターによると産卵期は12〜6月で、南の海域ほど早く始まります。漁獲量は増減が大きく、同センターは1980年代後半の年平均272万トンが90年代後半に24万トンへ減ったと書き、2021年のレビュー(Sarr ほか)も1990年代初めの漁獲の崩れをまとめます。
釣り方
サビキ釣り。ハリが小さいほど食いが良いので、アジ用より一段小さい号数を用意しておくと差が出ます。いばんちゅTV は茨城県でイワシを狙い、最初の堤防ではボラしか釣れず、場所を移すと群れに当たったと話します。8号の大きめの針では反応がなく、3号の仕掛けは次々に掛かったといい、針のサイズが大事だと話し、特定の仕掛けを勧める動画でもあります。
食べ方
刺身、手開きにして天ぷらやフライ、丸干し。鮮度が落ちやすいので、釣ったそばから氷海水に入れると味がまったく変わります。消費者庁は、赤身魚とその加工品で報告が多いヒスタミン食中毒を防ぐため、釣った魚も常温に放置しないよう呼びかけています。ヒスタミンは加熱しても減らず、食後1時間以内に顔の紅潮や頭痛、じんましんが出ます。
出典
- 公的機関 東京都島しょ農林水産総合センター マイワシ
- 論文・英語 Sarr O, Kindong R, Tian S(2021) Knowledge on the Biological and Fisheries Aspects of the Japanese Sardine, Sardinops melanostictus (Schlegel, 1846)
- 公的機関 消費者庁(2023) ヒスタミン食中毒
- 動画 いばんちゅTV このサビキ仕掛けを使えば誰でもイワシが100%爆釣【茨城県】
解説動画: 【サビキ釣り_初心者向け】釣りのコツ 〜5つの説明〜/釣りジャーニー
長い竿が有利な2つの理由: 堤防のサビキでは磯竿またはサビキ竿の3.5〜5mが勧められる。理由は2つ。1つは魚が釣れるタナが竿の長さ以内なら、リールを使わず竿の上下だけでタナを合わせられる—— 手返しが速くなる。もう1つは長い竿なら撒いたコマセの周囲360度から魚を寄せられるのに対し、短い竿では限られた方向からしか寄せられないという点。
道具: リールはスピニングの2000〜2500番、ラインはナイロン2号程度。仕掛けはハリに装飾を施した疑似バリを5〜7本連ねたサビキで、魚皮タイプやスキンタイプがある。
トリックサビキを勧める理由: 数ある中でもコマセをハリに直接付けて使うトリックサビキを推している。実際にエサがハリに付いているため、魚が警戒心を持たずに食いつくのがその理由。
アミエビの扱い: 加工されたものより、冷凍のアミエビを解凍して使う—— トリックサビキではハリにしっかり掛けるために、本物のエビの密度が濃いほうが良いから。コマセカゴに詰めすぎると出てこなくなるので、8分目を目安にする。