カサゴ

堤防・漁港

カサゴは、テトラの隙間を穴釣りで狙うと確実に釣れる

見分け方

頭と口が大きく、体は褐色に不規則なまだら模様。岩やテトラの陰にじっと張り付いて動かないので、穴に潜んでいることが多い魚です。地方名はガシラ、アラカブなど多数。釣りって、学べる。の動画は、浅場の個体は黒っぽく深場ほど赤っぽく、近縁のアヤメカサゴやウッカリカサゴはカサゴより深場にいると解説しています。伊豆半島南部で放流した稚魚の成長式(高木・山田, 2019)は3歳233mm、5歳259mm、10歳266mm。

釣れる時期・場所

通年釣れますが、水温が下がる冬に浅場で釣りやすくなります。卵ではなく仔魚を産む魚で、釣りって、学べる。の動画は、秋に交尾して12〜2月に約15日おきに3〜4回産むと解説しています。瀬戸内海の1月の調査(Shigematsu ほか, 2017)では、カサゴの仔魚も水温の低い東側の海域ほど大きく、産仔が早かったためと考えられています。

釣り方

穴釣りが最も確実です。ブラクリ仕掛けにサバの切り身やイソメを付け、テトラの隙間に落として底に着いたら数回誘い、当たらなければすぐ次の穴へ。1つの穴に長居せず、手数を打つほうが釣れます。釣りって、学べる。の動画は、当たったら即合わせて根から引き離すと解説しています。中国の海洋牧場で胃の中身を調べた研究(Wang ほか, 2017)では、造成前はヨコエビ類・カニ・イカの仲間、造成後はカニ・ヨコエビ類・魚が中心でした。

食べ方

煮付け、唐揚げ、味噌汁が定番です。釣りって、学べる。の動画は、旬は冬から春で身は引き締まってくせがなく、刺身では取れる身が少ないので、ブイヤベースや味噌汁など汁物にすると出汁が出ると紹介しています。小型は二度揚げにすると骨まで食べられます。鮮度が落ちやすいので釣ったらすぐ締めて冷やします。背びれや頭のトゲが鋭いので、さばくときは手を切らないように。刺されて痛みが続くときは医療機関へ。

出典

  1. 動画 釣りって、学べる。 【カサゴ】カサゴ釣り初心者必見!カサゴの生態と釣り方など
  2. 論文 高木康次, 山田博一(静岡県水産技術研究所研究報告)(2019) 伊豆半島南部海域におけるカサゴ放流魚の成長と放流効果
  3. 論文・英語 Shigematsu Y, Ochi Y ほか(2017) Winter longitudinal variation in the body size of larval fishes in the Seto Inland Sea, Japan
  4. 論文・中国語 Wang K, Li CW ほか(2017) Feeding habits of the marbled rockfish Sebastiscus marmoratus in the marine ranching off Ma'an Archipelago, China

解説動画: これを見ればすぐ釣れる!穴釣り講座/釣りよかでしょう。

穴釣りとは: テトラポッドや石積みの隙間(=穴)に仕掛けを落とし、そこに隠れている根魚を狙う釣り。本命はカサゴ(アラカブ)で、キジハタなどが混じることもある。初心者に自信をもって勧められる釣りとして紹介されている。

仕掛けとエサ: オモリとハリが一体になったブラクリ仕掛けが定番で、ジグヘッドでも代用できる。エサはサバの切り身が使いやすく、皮の方からハリを刺すと身が崩れにくい。イカの切り身、ちくわ、かまぼこ、ソーセージでも食ってくると述べている。リーダーは最低12ポンド—— ゴツゴツした場所に落とすので擦れに耐える太さが要る。

釣り方: 穴に落として着底したら、チョンチョンと小刻みに誘う。当たりが無ければ長居せず次の穴へ移る。1回巻いて誘い、それでも無ければまた1回巻くというように層を変えて探っていくと反応が出る。魚は奥にいることが多く、当たりがあった場所ではそこで止めるのが有効だとしている。

竿の長さと安全: 短ければ短いほどいいわけではない—— 少し長めの竿のほうが離れた穴まで攻められる。テトラの上は危険が伴うので十分に注意し、子どもだけで行かせないこと。テトラに上がらなくても堤防沿いで十分に成立する釣りだと補足している。