マゴチ
サーフ・砂浜
マゴチは、体高が低く口に鋭い歯が並ぶことでヒラメと見分けられる
見分け方
マゴチは体が上下に扁平で、頭部が特に大きく平たい魚です。目は左右に離れて上を向いており、砂に潜って待ち伏せる体形をしています。同じく砂地に潜むヒラメと混同されやすいですが、マゴチは体高が低く、口の中に鋭い歯が並ぶ点で見分けられます。体色は生息する砂地に似た薄茶色から灰色で、周囲に紛れる保護色を持ち、砂の中に潜って目だけを出していることも多い魚です。近縁のヨシノゴチは南方に多く、体側の模様がより明瞭に出るとされ、生息域が北へ広がるにつれて見分けが重要になるといわれます。
釣れる時期・場所
産卵を控えて浅場へ寄る初夏から盛夏が最も釣りやすい時期とされ、地域によっては「梅雨マゴチ」と呼んで狙う釣り人もいます。水温が下がる秋以降は深場へ移動し、サーフでの釣果は落ちていくとされています。日中でも釣れますが、光量の少ない朝夕のまずめは特に反応が良いとされ、潮が動く時間帯を選んで竿を出すことも釣果を分けるポイントといわれています。離岸流の脇など、小魚が集まりやすい地形も好んで着くとされています。
釣り方
ワームを使ったキャロライナリグでボトムをゆっくり引く釣り方が主流で、活きたハゼやイワシを使う泳がせ釣りも定番です。マゴチは砂の上でエサが動くのをじっと待つ性質があるとされ、誘いは小さく、止める時間を長めに取ると食いが良くなるといわれます。アタリは最初小さく、しばらくしてから明確な引き込みに変わることが多いため、早合わせをしないことも大切とされ、竿先の変化をじっくり観察する集中力が求められる釣りです。
食べ方
白身で淡白な味わいが特徴で、刺身や薄造り、天ぷらに向いています。表面にぬめりがあり、口の奥に鋭いトゲ状の突起があるため、さばくときは頭をしっかり押さえて扱ってください。夏場は身が締まっておいしいとされ、椀種にも重宝される魚です。大型は薄造りにすると独特の歯ごたえのある食感を楽しめるとされ、皮を引いた身を昆布締めにする食べ方も好まれています。