マダイ
磯・沖(船)
マダイは、死ぬとすぐ体色が褪せるため鮮度が見た目で分かる
見分け方
体全体が桜色から赤色で、体側に青い小さな斑点が散っているのが特徴です。死ぬと体色がすぐに褪せるため、活きの良い個体ほど鮮やかな色を保っています。近縁のチダイは尾びれの縁が黒くならず全体が赤い点で見分けられます。成長すると額が張り出し、老成魚は「ちぬ頭」と呼ばれる独特の顔つきになるとされ、体高も年齢を重ねるごとに増していくといわれます。大型は「大鯛」と呼ばれ、1メートル近くまで成長する個体も知られています。
釣れる時期・場所
春の乗っ込みと呼ばれる産卵前の時期に浅場へ寄り、船釣り・磯釣りともに好機となります。秋の荒食いと呼ばれる時期もあり、水温が安定していれば年間を通して狙えるとされています。潮通しの良い根の周辺に居着く性質もあり、地形を覚えると再現性のある釣りになるといわれます。
釣り方
船からはタイラバやコマセ釣りが主流で、タイラバは一定速度で巻き上げるだけのシンプルな操作ながら、巻き始めの速度を一定に保つことが乗せる確率を上げるとされています。磯からはウキを使ったフカセ釣りでオキアミを撒き、潮の流れに自然に乗せることが第一とされます。アタリの前に道糸がスッと張る「前アタリ」を見逃さないことも大切といわれます。
食べ方
刺身、塩焼き、鯛めし、あら汁と用途が広く、皮目の旨みを活かす皮霜造り(湯霜造り)も好まれます。大型は骨が硬いため、調理の際は骨に沿って刃を入れ、指を切らないよう注意してください。祝いの席で尾頭付きとして扱われることが多く、縁起の良い魚として古くから親しまれています。
解説動画: 【釣り百景】#653 初心者でも良型マダイと出会える!愛媛県 松山沖 ×夏の鯛ラバゲーム/SHIMANO TV公式チャンネル
夏の松山沖と時期: 動画は、愛媛県の松山沖を、複雑な地形と潮流が育む瀬戸内を代表する真鯛のフィールドと紹介しています。夏は活性の高まった真鯛を狙える絶好のシーズンとされ、案内役の名手も、産卵が終わってから活性が上がってきて狙いやすい時期だと話しています。港から約1時間で最初のポイントに着き、水深60m前後のボトムを探っています。
仕掛けと基本の操作: タイラバは伝統的な漁具を現代的にアレンジした和製のルアーで、海底まで落として巻き上げるだけだと動画は説明しています。仕掛けはヘッド、ゴムのネクタイ、フックの3つで、フックは掛かりを増やすために3本の針です。操作はクラッチを切って落とし、底を取ったら12回ほど巻き、また落とす繰り返しです。ラインはPEライン1号にリーダー4号でした。
巻きスピードの考え方: 底にいるエビやカニなどの餌はそれほど速く泳がないので、ゆっくり巻くところから始めています。ただ急ぎすぎても遅すぎてもだめで、リールのメーターで1から2ほどに調整しながら巻いていました。食い込みやかかりが悪いときは、1なら2というように少しだけ速くするとも話しています。餌を食う魚は、逃げるものが速いほど強く食うと説明しています。
潮の緩みへの対応: 動画では、海には時合いがあり、魚が食いやすいタイミングを大事にすると話しています。潮が緩くなると、魚が追ってきても当たらないことが多くなると話し、巻きをメーターの4か5ほどに少し速めて、同じ12回巻きで試すと当たりが出ました。2日目の朝は潮が緩く、水深よりかなり重い120gで大型を狙う方法と、約半分の60gで糸を出して釣る方法を分担して試しています。