アマダイ

磯・沖(船)

アマダイは、砂泥底に自分で掘った巣穴に隠れて暮らす

見分け方

頭部が丸みを帯び、目の上に小さな三角形の膜状の突起があるのが特徴です。体色は淡い赤みを帯びた黄色で、アカアマダイ・シロアマダイ・キアマダイの3種が知られており、種によって体側の模様に差があります。砂泥底に自分で掘った巣穴を持つ習性があり、危険を感じるとすぐに巣穴へ逃げ込むといわれます。うろこが薄く、体表は総じて繊細な作りをしている魚です。市場では地域ごとに呼び名や評価が異なり、産地がブランド化されている例もあります。

釣れる時期・場所

水深のある沖の砂泥底に生息するため、船釣りでは通年狙える魚とされていますが、産卵前で脂がのる秋から冬が特に評価される時期です。梅雨時にも身質が良くなる季節があるとされ、地域による差も大きいといわれます。

釣り方

船からの胴突き仕掛けやテンヤ釣りが主流で、底を切ってからゆっくり巻き上げて底を取り直す動作を繰り返して誘います。口が柔らかい魚のため、アタリがあっても即座に強く合わせず、重みが乗ってから聞き合わせることが向いているとされています。仕掛けの落下速度をゆるめに調整することも有効といわれます。

食べ方

高級魚として知られ、身に水分と脂を多く含み、火を通しても硬くなりにくいのが特徴です。若狭地方で一夜干しにした「若狭ぐじ」が特に有名で、松笠揚げや酒蒸しにも向いています。鱗が非常に薄くはがれやすいため、魚同士がこすれないよう持ち帰りに注意してください。皮ごと調理すると香ばしさが増す食べ方としても知られています。