紙のような味

欠点の味

紙のような味は、淹れたばかりの温かい一杯に、段ボールや濡れた紙を思わせる匂いや味が混じってしまうことです。

どんな味?

段ボールや濡れた紙を思わせる匂いや味です。飲みものにあってはならない欠点とされ、「古い豆の劣化」とは原因が別で、豆自体が新しくても、器具や淹れ方の側の問題として現れることがあるとされています。ごく淡い場合は気づきにくく他の香りに埋もれてしまいがちで、見た目や色にはほとんど変化が出ないため、匂いと味だけで判断する必要があり、紅茶や緑茶のティーバッグでも、包装材の匂いが移って似た欠点として現れることがあるとされています。

どこから来るか

多くはペーパーフィルターそのものの紙の匂いが抽出液に移ることが原因とされています。未晒し(茶色い)フィルターほど匂いが強く出やすく、湯通しをせずに使うと匂いが混ざり込みます。特にコーヒー用のペーパーフィルターは紙質が厚いため、この匂いが強く出やすいといわれ、フィルターの厚みや製法によっても匂いの強さには差があり、金属フィルターやネルフィルターにはこの欠点はなく、ペーパー特有の弱点とされています。

調整の仕方

抽出前にフィルターへ湯を回しかけ、紙の匂いを洗い流してからドリッパーの湯を捨てる—— これだけでほとんど解消するとされています。漂白済み(白い)フィルターは未晒しより匂いが少ないため、気になる場合は種類を変えるのも一つの方法です。湯を切ってからすぐに粉を入れて抽出を始めるとよいとされ、湯通しの手間を惜しまないことが、器具側の問題を先に潰し、豆本来の香りを正しく判断するための最も基本的な習慣とされています。