ヤマカガシ

危険生物(動物・ヘビ)

おとなしいのに毒は強い蛇

見分け方

全長70〜150cmで、背に赤と黒の斑が並び、若い個体は首に黄色い帯が入ります。カエルの多い水田や湿った草地にいます。性質はおとなしく、こちらから掴まなければまず咬みません。

危険・注意

毒の牙は口の奥にあり、咬まれた直後は痛みも腫れもほとんどありません。ところが半日ほどして出血が止まらなくなり、血尿や脳内出血に至ることがあります。首の後ろから出る液も、目に入ると危険です。

出会ったら

手で捕まえない、首を掴まないことが最大の予防です。咬まれたら痛くなくても必ず救急要請し、蛇の色と模様を写真か言葉で医師に伝えます。抗毒素を扱える施設が限られるため、搬送先の調整に時間がかかります。

解説動画: 本州のヘビの見分け方:ヤマカガシの特徴とシマヘビとの区別/はぐくみ幸房

概要: 本州にすむ8種のヘビの見分け方を扱った動画で、ヤマカガシはマムシと並ぶ本州の毒蛇として最後に紹介される。ヤマカガシは関西と関東で色や模様が違うため、動画では話し手の地元である関西型を例にして特徴を説明している。

見分けの決め手は首の黄色: 決め手は首まわりが黄色いこと。頭のあたりが全体的に黄色っぽいと感じたらヤマカガシと考えてよい。目も、白目にあたる部分が黄色から黄金色に見える。子供のうちは頭の後ろの黄色い模様がはっきり出て首輪のように見えるが、大人になるとその模様は薄れていく。これが幼蛇と成蛇の違いになる。

シマヘビとの取り違え: 体色が近いシマヘビと紛らわしい。シマヘビは背中から尾にかけて黒い線が4本走るのが特徴で、英語でも4本線の名で呼ばれる。ただし若い個体は線がうっすらとしか見えなかったり、まったく無かったりする。そんなときは顔をよく見る。シマヘビは目のふちが赤く、ヤマカガシは頭まわりが黄色っぽい。この点を見れば区別できると説明している。

もう一種の毒蛇マムシ: 同じ毒蛇のマムシは最大60cmほどで、体が太く、尻尾が他のヘビより短い体型が分かりやすい違い。背中には特徴的な模様が並ぶが、子供のうちははっきりせず分かりにくい。危険なので、見つけても捕まえないことを繰り返し念押ししている。