ヒグマ
危険生物(動物・ヘビ)
北海道の山で最も警戒すべき
見分け方
北海道だけに生息し、体長2m前後、オスは150kgを超えます。ツキノワグマよりはるかに大きく力も桁違いです。朝夕と、見通しの悪い笹藪や川沿いで遭遇しやすくなります。
危険・注意
一度の攻撃で致命傷になり得る相手です。特に動物の死骸や食べかけを守っている個体は極めて危険で、そうと知らずに近づいた人が襲われる事故が繰り返し起きています。死んだふりは通用しません。
出会ったら
単独行動を避け、音を出しながら歩き、フンや掘り返しの跡を見たら引き返します。テント内に食料を持ち込まないことも重要です。クマスプレーは風向きを確かめ、数メートルまで引きつけて噴射します。
解説動画: クマに突進された実体験と、出会ったときの対処/のこのこきのこ
概要:キノコ採りの沢で遭遇: キノコを探して登山道のない沢筋を歩いていた投稿者が、初めてクマに遭遇したときの記録である。下から四つん這いのクマが一直線に突進してきたと語り、胸の白い模様がはっきり見えるほど近づかれたという。叫び声を上げるとクマはUターンして沢のほうへ下っていき、怪我なく済んでいる。
出会ったときにできること: 最初は背を向けて斜面の上へ逃げたが、クマに背を向けた瞬間にやられる、目を見て大声を出せという教えを逃げながら思い出し、正面を向き直って大声で叫んだところ相手が引き返した、と振り返っている。山でできることはこれくらいしかないと述べる一方、自分が上でクマが下だったから引き返しただけで、上から突進されていれば勢いのまま突っ込まれていたかもしれないとも話している。
近くにいるサイン: クマが近くにいる痕跡として2つを挙げている。1つは栗やドングリの木の枝が不自然に折られ、地面に実が大量に落ちていること。クマは木に登って枝を折り落とし、地面でそれを食べるためである。折れた枝の葉がまだ青々としていれば新しい痕跡で、クマが近いと考えてよい。もう1つは糞で、この日は糞が見当たらなかったので風で折れたのかと判断を迷ったと語っている。
入る場所そのもののリスク: 登山道もなく人がほとんど入らない沢は、クマが狭い範囲で暮らしている場所であり、邪魔をしたのは自分のほうだと振り返っている。人が定期的に通る登山道であればクマも分かっていて出てきにくいという見方を示し、痕跡を見つけたら登山道から離れず、大きな声で話しながら歩くことを勧めている。