都市公園の芝生と広場
街の中
芝の上は、歩いて食べる鳥の場所です。地面で採食する種だけが残るため、同じ公園でも林や水面とは顔ぶれがきれいに分かれ、冬に一段と増えます。
どんな場所か
地面を歩いて食べる鳥だけが集まる場所です。刈り込まれた芝は見通しがよく、虫や種を探す鳥にとっては餌場、猫や人にとっては丸見えの場所という二つの面を同時に持ちます。そのため鳥は茂みや樹林のふちから数メートル以内で出入りを繰り返し、広場の中央まで出る時間は短くなります。人は芝の外周の園路を回るだけで、ハクセキレイやムクドリとの距離を詰めずに見られます。
季節ごとに何がいるか
通年で見えるのはハクセキレイ・ムクドリ・ハシボソガラス・キジバトで、11月ごろから3月はツグミ・シロハラ・シメが加わります。冬の三種は落ち葉の下や芝のきわを掘るので、落ち葉かきや刈り込みの直後に数が増えるのが分かりやすい変化です。季節の切れ目は手元の印象で決めず、全国鳥類繁殖分布調査とモニタリングサイト1000の陸生鳥類調査という同じ方法で続けられてきた記録に照らします。
歩く時間帯
開園直後の朝が最も見やすく、人と犬が入る前の芝には鳥が広く散っています。日が高くなるほど鳥は樹林の側へ寄り、昼の広場は人の場所になります。夕方は日没の1時間前から戻りはじめ、ねぐらへ向かう群れが上空を通ります。その先が街路樹の並木道です。イベントや草刈りの日は朝でも鳥がいませんので、掲示で作業の予定を見てから歩くと空振りが減ります。
足元と服装
芝は朝露で濡れています。露の残る時間に入るなら防水の靴か、濡れてもよい運動靴と替えの靴下を用意し、園路だけを歩くなら普段の靴で足ります。草丈のある河川敷のヨシ原と草地と違って長靴は要りません。日陰の少ない広場なので帽子と飲み物を持ち、冬は風を受ける分だけ手袋を足します。双眼鏡を人へ向けないよう、遊具や休憩所の側へは体ごと向きを変えません。
立ち入りの線
養生中の芝と、ロープや柵で囲われた区画には入りません。張り替えの直後は立入禁止の札が小さく低い位置にあるので、足元の表示を先に見ます。犬の運動区域は犬のための場所なので、外から見るだけにします。鳥を追って芝を横切らないのもここでの線で、動くのを待つほうが結果として近くで見られます。同じ公園でも水面の話は公園の池とお堀に分けてあります。